ドルニエDo335”プファイル” (世界の傑作機 NO. 135)
新世代の世傑は、研究者の執筆が増えていますが。本作は国江隆夫氏が全面執筆しています。
各型の解説・機体構造については、この一冊があれば十分じゃないでしょうか。
力が入っている記事は以下
「Do335の細部」
part1(試作型・先行量産型各タイプの相違点解説)
part2(儀装・脚構造)
part3(夜間戦闘機型の改造点)
「Do335の装備」
機銃(MK103)・照準機・射出座席
ドイツ機は射出座席を世界に先駆けて装備していましたが、実用化やテストで失敗したり試行錯誤している様子が伺えます。
本機の場合は、推進式プロペラのため、脱出シーケンスが複雑で操作方法や手順が終戦まで完成できなかったことも実戦化の遅れにつながったのだろうと思われます
実機の評価や、テストについての記述はほとんどありませんが、そこは新しい研究者の出現を待つしかないでしょう。
国江氏も新たに発表すべきテキストを発掘できなかったのではないでしょうか