MOTHER2 ギーグの逆襲
世界観が独特で当時のRPGと言えば剣と魔法の世界で勇者が悪の魔王を倒すと言ったものがほとんどでした。
この作品はアメリカの片田舎から不思議な力(いわゆる超能力のようなもの)をもった少年が世界を救いに行きます。ゲームバランスは普通で、システム面でも基本は他のRPGと同じですがハンバーガーやジュースで回復したり、セーブポイントが電話だったり、銀行にお金を預けたり、乗り物が自転車やバスだったりと今現在使われてるものをシステムに取り込んでます。グラフィックがほのぼのとしていて、世界に住んでる人々もユーモラスで独特の空気を持っていて癒されますね。
RPGは沢山出てますが、まったりとした世界はMOTHERシリーズを除けばあまり見つけられないと思います。
この世界観が売りのゲームだと思うので癒されたい人におすすめしたい作品です。
MOTHER2 ゴミ箱付きどせいさんぬいぐるみ
縦10cm程のどせいさんさんです(髪の毛含まず)。
ぬいぐるみなので、触り心地はいいです。
手頃なサイズで置く場所も色々と楽しめますよ。
写真と違って、横から見ると長く見えますが・・・特に鼻が大きいです。
この辺は個体差かもしれませんね。
付属のポリバケツも可愛らしいです。
底の両面、上蓋の裏側にひっそりとメッセージが掘り込まれています。
どせいさん好きなら是非、狙って欲しいです。
運良く取れたら大事に飾ってあげて下さい。
Mother [DVD]
とてもよくできたドラマでした。
映画ではなく、ドラマだからこそこのような登場人物たちの複雑な心情を描くことができるのでしょう。それぞれの登場人物の過去や現在の状況をさらりと短時間で効果的に見せる脚本と演出が視聴者にきちんと伝わり、納得しやすかったです。
色々な母親が登場します。
事情により育てられなかった生みの母親とその子に対する愛情と献身。
養母の、本当の子との間での苦しい選択と愛情
施設で育ててくれた園長さんの愛情
そして自分が親となって注ぐ愛
子供を愛し守る中で、自分が受けた愛を再確認していく道のり。
松雪泰子さんはいつのまにこんなに演技力をつけたのでしょう。顔の表情だけで幅広く演技ができる役者さんになりましたね。田中裕子さんの演技は少し技巧的な印象を受けますが、それが個性的として成り立っており存在感があります。
子役の役者さんはもう言葉にあらわすことができないほど素晴らしいです。ひどい環境の中で前向きに生きようとする姿、そしてその気持ちがぽっきりと折れてしまう瞬間、その瞬間が母になる決意をさせてしまう。それほどの説得力をこの子役さんは演技でみせてくれました。
最終回、好きなものを言い合って二人は近づいていく、そしてお互いが手の届く距離に来た時、「お母さん」「つぐみ」と言って抱き合う。もう涙が止まりませんでした。そのあとの手紙も感動です。母親として向ける娘への視線が日常的で自然です。
こういうドラマがきちんと評価されることが、良い作品を作る環境づくりになると思います。
バリューセレクション MOTHER 1+2
私はコマンド式のRPGが苦手で、ドラ〇エすらやった事のない人間でしたが、なんとなく。ただそんな気持ちでプレイしてみる事にしました。
広いフィールドに、個性的なキャラクター達。そして、素敵な音楽。
開始10分ではまってしまいました。
大抵のゲームは、先の事がはやく知りたい。ラスボスはどんなのだろう…と、指を動かすのが止まらないはずなのですが、MOTHERは、先が知りたいけど進めたくない。もっと仲間達と冒険していたい。と感じました。
結局はクリアしてしまったのですが、クリア後はとてもあたたかい気持ちになりました。
いつも好物を作って待っていてくれるお母さん、そして、心強い仲間がいる。
ただクリアしてポイ ではなく、大切な事を教わった気がしました。
私はこのゲームを、一生大切にしていきたいと思います。
タイガー・マザー
ニューヨークタイムスの記事で非常に有名になった論争を読んでいて、原書を読もうと思っていたところで日本語版の刊行を知り手にとった。
論争の中では、「わが子をゴミ呼ばわりする」「ピアノがうまく弾けるまで食事もトイレにも行かせない」などの虐待まがいのエピソードが数多く取り上げられていたが、実際に本全体を読んでみて気づくのは、子供の能力を信じ、そのキャパシティを最大限にストレッチさせたいという愛情と、子供との間に築かれた濃厚な関係性だ。
教育ママを貫くのは、実は親にとっては非常にきつい仕事だ。泣きわめいて反抗する娘に3時間も4時間も付き合って脅したりなだめすかしたりしながらヴァイオリンのレッスンに付き合うのは、親にとっても苦行である。「子供の選択を尊重する」と称して、それこそ「ホットケーキを一緒にやき、子供に愛される親」でいるほうがよっぽど楽だ。
子供(とくにローティーンの子供)は選択する能力がない、本当に子供にとって最良の方法を選べるのは親しかいない・・・特に、これが自由を信奉するアメリカのコミュニティのなかで貫き通されたことに驚愕する。
実際、筆者は、子供に対して大きな(過大な?)期待をし、それに答えるように娘たちに厳しく接している。しかし、反面、娘の誕生日には、1ヶ月も前からパーティの計画をたて、家をかざりつけ、親戚友人に招待状を書き、サプライズプレゼントを用意する。
娘のレッスンのために、毎週4時間も車を運転してNYにかよい、年金を解約してよい楽器を買い与える。
基礎的機械的な訓練を地道に積み重ねた上で初めて勉強も芸術も楽しむ域に達することができる。それまでの辛さをくぐり抜ける道のりは親も覚悟して共に歩んでいかなければならない。
ワーキングマザーである(しかもバリキャリ大学教授だ)筆者が、どうやって仕事と教育ママ業を両立してきたのか?というところを一番知りたくて読んだのだが、その部分はさらっとだけ記述されている(午後は学校が終わることには自宅に戻り、練習と勉強に4時間みっちりつきあい、娘たちが寝たあとに自分自身の論文を書く・・・)。この辺の、彼女自身のストーリーがもう少し知りたかったので☆1つ減らしてみた。
とにかく、親自身が並大抵でないエネルギーを持っていないと、「タイガーマザー」でいることは難しいということはよくわかった。