人生に必要な100の言葉 (青春文庫)
斎藤さんのご本は、かなり前から折に触れて読んでいます。
精神科のお医者様でいらしたのですけど、どの本もご自分の失敗談なども交え、
「こうであるべき」「こうでなくっちゃいけない」といった書き方をしては
いらっしゃらないところに、魅力を感じます。
なんだか息苦しい(生き苦しい?)時代ですけど、私は私らしく生きていこう、
この本からもそう思いました。
完璧主義で強硬な態度の人とか、一つの見方しかできない人は……苦手だな。
やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。 (Regalo)
やおろず、の続きです。
バタバタコメディーだった1巻に比べて落ち着いています。
お話が少し切なくて寂しい。
いつまでもずっとは一緒にいれないとは思っていたけど、声がない沈黙は寂しいだろうな。
不器用な恋も
見守る恋もゆっくり温めていきます。
主人公は結局……ぜひうるさくもいとおしい神々の愛情を読んでほしい。
読了感はもう少し読みたいような、終わって良かったようなそんな気持ちになります。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS DCAM-006 ガーリオン (1/144スケールプラスチックキット)
ではなくて、名前の由来は「GUARD」から。
こんな鋭角な造形でガードと言われてもイマイチピンとこないんですが、某コミックでは複数機によるブレイク・フィールドでアカシック・バスターを止めたりもしてるので、ある意味納得かも。
当キットも、スタイルはややマッシヴな感じで個人的には◎です。
組んでいくと、フェアリオンやアルテリオンとの類似性または差異部などが実感できて、「ああ、やっぱリオン系のAMなんだナァ」って気分になります。
ただ、今回は当ブランドの悪い点が久しぶりに見え隠れしたようなところもチラホラ。
造形的に仕方ない部分もありますが、合わせ目がやや多し、です。
目立つのは上腕、前腕、太もも、スネ、肩部テスラ・ドライブにジェット・エンジン基部、胴体に腰・・・ぶっちゃけ全身w
そしてさらに、後ハメには向かない間接の挟み込みがほとんどで、塗装派には若干キツイ構成かもしれません。
顔面も左右張り合わせなんで、見える面積は少ないもののガッツリ合わせ目きてしまいます。
パーツがポロポロ取れる部分も多少アリ。
特に胴体などは地味ながらも細かく分かれてるうえ、肩が重いので基部からバラっとイってしまうことも。
接着剤は必須ですよね、あ、知ってましたか(笑)
可動に関しては、腕が左右にほとんど開かないのが残念ではあります。
リオン系の特徴なのかもしれませんね、前出の機体とも似た感じです。
さてこのガーリオン、派生機やカスタム機が非常に多い機体だったりします。
「無明」はまだ原型残ってる方なので、当キットを素材にもできましょう。
抜き手の手首が付属してるんで、腕に覚えがある方は「ストライク・ガーリオン」なんかもアリかと。
(まぁ、設定が言うように「純正パーツは胴体のみ」なんでほぼスクラッチですが)
とりあえずは「ひらめ」戦にあった、レオナ機用急造追加ブースターがキット化されればいいなぁ、なんて妄想をしながらカラーリングをブルーに塗り替えてしまおうかな、なんて思ったりしてます。
テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士
シンフォニアはもちろんテイルズシリーズはほとんどプレイしてきましたが、この作品はやはりマザーシップタイトル(シンフォニア,ヴェスペリアなど)ではなく、あくまでエスコートタイトル(テイルズオブザワールドなど)のくくりに入る作品だと思います。シンフォニアの続編ではありません。クリアして感じた良かった点と悪かった点を以下に示します。
1.良かった点
・シンフォニアのキャラたちと旅ができる
・戦闘やスキット(仲間たちのチャット)、ストーリーなどのクオリティはある程度安定している
・新システムの導入
今作では魔物を仲間にするというシステムが追加されました。魔物は進化したり、料理によってステータスが変化したりします。これにより魔物を育成するという楽しみが増えました。
2.悪かった点
・ワールドマップにおけるフィールドがない
マップ上で場所を選んで選択するだけで移動します。
・アニメーションムービーがオープニング以外ない
・戦闘のクオリティが低い
まず、エフェクトが地味です。シンフォニアでもあったユニゾンアタックは、各キャラほぼ1パターンしかありません。しかも主人公のユニゾンアタックに他キャラのユニゾンアタックが重なるだけです。組み合わせによって技が派手になったり変わったりしません。秘奥義も結構地味です。
また、せっかくアビス・ヴェスペリアと同様のフリーランを用いた3Dバトルシステムなのに、広範囲の攻撃が少ないです。ユニゾンアタックもなぜか単体にしかヒットしません。
・オリジナルのキャラが少ない
シンフォニアのキャラはレベルが固定となっており、オリジナルの操作キャラは主人公とヒロインの2人しかいません。魔物を仲間にするシステムを導入することにより、キャラを少なくし、開発費を低減したと考えられます。
また、オリジナルキャラが少ないことにより、作品全体に深みがなくなっているような気がします。テイルズシリーズでは、各仲間キャラ一人一人にドラマがあり、それによりストーリーが深みを増していますが、今作ではそれがない上、シンフォニアのキャラもなんとなく主人公に協力するというスタンスが多いので、どうしてもうすっぺらい感じがします。
・マップや謎解きがシンフォニアの使いまわし
シンフォニアと同じ街やダンジョンがほとんどで、謎解きや仕掛けまで一緒だったりします。シンフォニアをプレイしたユーザはちょっとうんざりしてしまうのではないでしょうか。
この作品はワールドマップのフィールドの廃止、オリジナルキャラの削減、マップの使いまわし、ムービーの廃止、戦闘の簡略化というような方法で開発費を抑え、利益を出そうという商業的な作品だと思います。シンフォニアのように細部までのこだわった作品とは若干趣が異なると思います。もし、シンフォニアの続編というような期待を持って購入を考えている方はやめたほうがいいと思います。そうではなく、「それほど面白くなくていいや」という方は、中古でかなり値段が下がっていますので、購入してもいいと思います。