Greatest Hits Live (Sba1)
これは驚いた。過去に年老いたDannyとCoryで発表されたLIVEはあったけれど(Chuckは不参加)、本作は正真正面のオリジナルメンバーでの1972年〜1973年に行われたWorld Tourでの未発表音源が収められている。Europe,North America,Australia,Japanを廻ったTourからドイツはフランクフルトでの1,2,4,5,6,9,10,11とイギリスはエドモントンでの3,7,8,12となっている。
内容は本当に素晴らしいの一言。過去に発表された2枚のライブを軽く凌ぐ歌、演奏である。個人的にも2作目のLIVEであるAround The Worldがミキシングの悪さから迫力を欠く内容だったし、録音技術も場所によって違っていて統一感の無いものだったので不満だったのだが、本作は現代のミキシング技術のお陰かもしれないが、一つの会場で通しで行われたかのような演奏である。また3人の歌は勿論だが、曲間に演奏されオリジナルバックメンバー達の演奏力の素晴らしさには今更ながら驚いた。凄いバンドだったんだなぁ。
大好きなCory Wellsの歌うMama Told Me,Eli's Comingなんてのは卒倒ものだった。物凄い黒いフィーリングで歌うし、マイケル・オールサップのギターもいいなぁ。ファンは必携ですぞ!!。曲は以下の通り。
1. One Man Band
2. Family of Man
3. Easy to Be Hard
4. Never Been to Spain
5. Mama Told Me (Not to Come)
6. Old Fashioned Love Song
7. Eli's Coming
8. Liar
9. Celebrate
10. Try a Little Tenderness
11. One
12. Joy to the World
Collection
大ヒット曲「オールドファッション・ラブソング」を始め、「ママ・トールド・ミー」「ワン」など彼らのヒット曲は大半入っています、まさにベストアルバムです。改めてボーカルグループとして質の高さを認識しました。歌がウマイです。70年代ロック・ポップスファンはもちろん、若いリスナーこそ聴いてほしいアルバムです。この値段、内容なら大満足です。余談ですが、ユニークなグループ名は寒い夜に3匹の犬と寝ると暖かくて良いとかそういう意味だったと思うのですが?(間違っていたらごめんなさい)
Captured Live at the Forum
とんと名前を聞かなくなりましたが一世を風靡したバンドです。一時はすごかったですがねえ。これはまだ初期の頃のライブです。「ママ・トールド・ミー「とか「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」という全米NO.1が生まれるのはこのライブ以降のことです。ただ、この時点で珠玉の名曲がいっぱいです。「ワン」からローラ・ニーロの「イーライズ・カミン」、レノン・マッカートニーの作品でビートルでは聞けなかった「イッツ・フォー・ユー」さらにオーティスの「トライ・リトル・テンダーネス」といった他の人の作品を上手にアレンジして歌いきるところに彼らの特徴があったように思います。このようなアレンジの上手さ、ボーカルの上手さを売り物のバンドは最近はいない感じですね。