Something To Remember
マドンナというと『派手なポップの女王』というイメージを抱いてしまいますが、いつもとは趣が違って『純粋な歌手』としてのマドンナの魅力が満喫できます。まさしくマドンナ=聖母そのものの歌声。
こうしてバラード集を聴いてみると、やっぱりマドンナは歌が上手いんだな~と思えます。
どんなにパフォーマンスが派手でも、歌手は歌唱力が基本。それを体現できるマドンナの偉大さ。永らく音楽界のトップに君臨し続けているのも頷けます。
マドンナ・ファンはもちろん、バラード好きな人や『良い曲(あるいは歌声)』を探し求めている人におすすめします。
沙粧妙子 最後の事件+帰還の挨拶(SPドラマ)DVDコンプリートBOX 全5巻
待望のDVD-BOX化となりましたが、仕様に不満が…。
ブックレットが付いてないし、本編の方もそれぞれ1エピソード3話分の内、2話分のOPとEDがカットされています。
(LD版は完全収録の様です)
VHS版を単にDVDに焼いただけとしか思えません。
折角のDVD化なのだから、メーカーさんはこういう手抜きをせずに、完全収録してほしかったですね。
残念です。
LOVE STORIES III(CCCD)
特に聴きたいのは、ブレッドの「イフ」。番組とマッチした美しいメロディは最高です。TVドラマを知らない若い人にもおすすめです。
現在、この曲を手に入れようと思っても、ほとんど不可能なので、こうしたアルバムはうれしいです。
沙粧妙子 最後の事件
「白線流し」「あぐり」「アナザヘヴン」「人間の証明」「義経」「氷の世界」など、多くの映像作品を手掛ける作曲家:岩代太郎の1995年作品。ドラマ「沙粧妙子 −最後の事件−」のオリジナル・サウンドトラックだ。
沙粧妙子−最後の事件−:アメリカのFBIに倣い日本にも創設された犯罪心理分析チーム。そのリーダーであった梶浦圭吾は、異常犯罪者の心の深淵を覗くうち、自らもその世界に取り憑かれてしまう。同僚の女性分析官を殺害し、逃亡。チームは解散を余儀なくされるが、元メンバーの刑事:沙粧妙子(さしょう たえこ)は最近起きている不可解な事件の裏に梶浦圭吾の影を感じ取るのだった…。
サイコ・サスペンスならではの、「悲しさ」と「狂気」を湛えたメロディーはどれも素晴らしい。番組を見た人なら、聴いただけでその場面が「フラッシュバックする」感覚が味わえる。知性を感じる都会的なサウンド。電子ビートでありながら、ディスコのような耳障りにならない、滑らかで高音のリズム。不思議な軌跡を残しながら、しかし印象的な主旋律。捨て曲のない、高品質なアルバムだ。
メイン・テーマ「アンバランスト」はTV版(5)と、「もうちょっと聴きたい」人用 Extended版(14)の2種類を収録している。TVのメイン・テーマは、「いい曲なんだけど、1分30秒で終わってしまい、ちょっと物足りない」ケースが多い。その辺の配慮がされているのが嬉しい。
不吉な予兆のような「インヴィテーション」(1)、殺人犯を哀れむ悲しげな「ヒム・フォー・ザ・キラー」(11) など、テーマ以外も印象的な曲ばかり。必死の捜査も虚しく新たな事件が勃発する「マッド・マッド・マッド(Hyper Remix)」(9) に至っては、自分がサイコ・キラーに追われているような焦燥感さえ感じるほど。
「音楽がどの程度人に影響を与えるか分からないが、殺人事件の音楽を作るからには、聴いた人が殺人に走ってしまうくらい影響力のある曲を作りたかった」ライナーノーツで岩代太郎はこう書いている。「描写力」という意味ではそれに匹敵するくらいの力を持っていると思う。
沙粧妙子~最後の事件~第1巻 [VHS]
当時、ジュディフォスター主演の「羊たちの沈黙」のヒットから”プロファイリング”を扱った”サイコ・サスペンス”が多数作られましたが、本作は、それらの日本で最初のドラマだったと思います。
現在はその猟奇的な内容から封印されているのかもしれませんが、浅野温子の迫真の演技と、良く出来た脚本による、その先の読めない凝った展開が、印象的でした。
また、共演の柳葉敏郎、佐野史郎、飯島直子、黒谷友香、ゲストの広末良子、香取慎吾、国生さゆり、まだ無名だった頃の反町隆史、神田うの、などの出演者も多彩で興味深いです。
また作品において、音楽も重要な要素で、毎回、強烈なインパクトのオープニング曲、音楽は、岩城太郎氏。
エンディング「レディ・ラック」は、あのロッドスチュワート!TVでは本人の映像も少し流れますが、毎回ドラマ終盤であの印象的なイントロがかかるのがカッコいい。
そのうえ挿入歌には、マドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」を使用するというなんという豪華さ。
非常に内容の濃い、凝った作品でした。