動乱(獣を野に放て)
あまり、いやほとんど人気がない2ndアルバムですが、1stのテリー・チャイムズに比べるて、トッパー・ヒードンのドラムの巧さがわります(製作費のかけ方かな)。
ミック・ジョーンズが歌っている『Stay Free』が最高です。昔の友人について歌ってますが、しみじみしてくる曲です。ベストに収録されず、ここでしか聞けませんので是非聞いてみてください。
Live at Tonic (Dig)
タイトル通り,NYCはTonicにおけるライブ作であるが,3枚組でこの値段ならまずはお買い得と言えるだろう。3枚組のうち,1枚目がレギュラー・バンドによる演奏で,"Vertical Vision"の頃よりバンドとして相当にこなれてきているのがわかる。一方,2枚目,3枚目は多彩なゲストを迎えたジャム・セッションである。それぞれにジャムならではの楽しさ(2枚目に突然登場する"Bitches Brew"にはのけぞる)もあるが,演奏が荒くなるのは仕方ないところ。ゲストでは2枚目に登場のCharlie Hunter(g)は相性の良さを示すが,Jason Moran(p)は独自のフレージングに終始し,バンドとのフィット感は今一歩なのが残念。3枚目はDJ Logicの登場で,一気にヒップホップの世界へと突入する。尚,国内盤には2枚目,3枚目の最後にボーナス・トラックとしてBonus Jamが各々収録されている(2枚目は惜しくもフェードアウトだが...)ので,好事家は注意。いずれにしても,本来なら2枚をレギュラーで収録し,もう1枚にジャムを収録する方がベターだったのではないかと思うが,この値段ゆえ文句は言うまい。
Velvet Rope
J.ジャクソンの魅力が溢れるアルバム。全曲が途切れなく続くトータル・アルバムの形式を取っており、聴く者を官能と陶酔の世界へと誘う。
タイトル作「Velvet Rope」の他、「Got 'Til It's Gone」、「Go Deep」、「Together Again」、「Empty」、「What About」、「Every Time」、「Tonight's The Night」などの代表曲を、時には囁くように、時にはリズミカルに、そして時には力強く変幻自在に歌いこなすジャネットのボーカルは素晴らしい。心地良い上に重量感のあるリズム・セクションをバックに、これらの曲をしなやかに歌うジャネットの躍動感が伝わって来る。特に囁くように歌う時のセクシーさが堪らない。
聴く者を官能と陶酔の世界へと運ぶ傑作アルバム。
ロープ [DVD]
ほとんど全て密室での室内劇。長い台詞とカメラの長回しによる構成。
無駄を排除した極端にシンプルな映像に、編集の継ぎ目が解からない!
というような、脅威の手法を披露しています。
カットにうるさい映画ファンはもちろん必見ですが、それ以外の人にも、
十分観応えアリです。斬新なストーリー展開、上流エリート階級の嫌らしさ
への皮肉、それを指摘する、いつもの正義感いっぱいのジェームス・スチュ
ワートがハマリ過ぎでカッコイイ。豪華な仕掛けに頼らない中での、ヒッチ
コックらしさが満喫できる傑作だと思います。シンプル、イズ、ベスト!
Adam et Rope 2011 Spring/Summer Collection (e-MOOK)
表紙の水原紀子さんよりも中のページの koukaちゃんの法が断然表現力がありますよ!!モード系で格好良すぎます!