RELAXIN’ WITH JAPANESE LOVERS JAPANESE LOVERS ROCK AND COLLECTIONS
正直、和物のラヴァーズなんて・・・とナメておりました。
なんてクオリティなんでしょう!選曲のセンス、アレンジのセンス
文句ナシです。ラヴァーズ好きなら、これは持っときたい1枚ですよ。
ロング ウェイ ラウンド Long Way Round Chasing Shadows Across The World ―ユアン・マクレガー大陸横断バイクの旅 108日間、32000キロの冒険ドキュメンタリー 完全オリジナル版
My husband actually got this book from his sister in Canada. We don't watch much t.v or keep up with "celebrity" so I had no idea there was a prequel to this book. I know we live under a rock.
I skimmed through it but at first didn't like that "Ewan and Charley" took turns with their impressions of the trip. I thought it would be tedious to read and went back to another book I was reading.
What a mistake!
Three months later I picked it up again as a last desperate grasp for entertainment and was surprised and enthralled. It's a fantastic journey taken by two obviously great pals.
I was wrong about the writing style it enhanced the book, fleshing out the incidents from both amusing viewpoints. It's probably a journey that many of us have dreamed of doing and reading this book was a delicious vicarious experience. I finished today feeling like I was parting with two friends and hoping I would see them again soon.
I'm off to the local Tsutaya tonight to see if they have either DVD in and of course I will order Long Way Round. If the second was this great I can't wait to curl up with the first one!
A definite must read.
1999 BLOOD LIST「元祖極悪集大成盤」
99年に解散したヘビーメタルバンドのベスト版の1つです。
デーモン小暮閣下の知名度により存在を知っている方は多いかも知れません。ただ見た目やキャラクターから敬遠されがちです。しかし実際は日本のヘビーメタルバンドのパイオニアとして、確かな技術と音楽性を持った実力派バンドです。
このアルバムは聖飢魔||の中期の楽曲を中心に、彼等らしいドロドロした曲や激しい曲が少し入っています。名バラードが多数入っているのも特徴です。
どれも良い曲には違いないですが、アルバム全体として少しまとまりに欠けるかも知れません。聖飢魔||を初めて聞く人には、結局どういうバンドなのかが見えづらい気がします。
元々聖飢魔||はアルバムごとにコンセプトが大きく変わる為、多彩な音楽性を有しています。
初心者の方は他のベスト版と合わせて聞いた方が良いかも知れません。
バラードが好きと言うかたには、このアルバムは良いと思います。
グラン=ギニョル傑作選―ベル・エポックの恐怖演劇
一読して感じるのは、捻じ曲げられそうな狂気と胡散臭いお化け屋敷的な退廃の匂いである。そこでは
人間の業と欲が渦巻き、剥き出しの恐怖が描かれる。どうして恐怖を感じるのか?人はその演劇を見て
身体的な苦痛を感じるのである。描かれるのは硫酸をかけられ焼け爛れた顔や、切り刻まれる身体やギ
ロチンによって落とされる首だ。容赦のない目にあまる惨劇。観客はそれを見て心底震え上がる。実際
、観劇中に恐怖のあまり失神することもあったそうだ。
こういった恐怖を売り物にする見世物は連綿と続く人類の歴史と共に歩んできた。それは闘技場での決
闘から公開処刑にいたるまで、残虐をもとめる裏返しの恐怖として人類が求めてきたものなのだ。
人は血に餓えている。そこにスリルと快楽を見出す。そして安心するのである。自分は大丈夫だ、と。
いくら痛い場面でも、いくら血が流れてもそれは自分とは隔たった世界での出来事である。だから、人
はスリルと恐怖を求めるのだ。
本書に収録されている作品は物語展開が安易なものが多く、ラストの予想がつくものも少なくない。そ
ういった点では完成度は低いのかもしれない。だが、そこに至るまでの過程を愉しみ、予想のつくラス
トの場面(それは惨劇で締めくくられる場合が多い)のカタルシスを味わうのがこの小劇の醍醐味なの
だ。本書の中でおもしろかったのは「責苦の庭」だ。このミルボー原作の世紀末文学をネタにした劇は
オリジナル要素も多分に含み、その残虐な『肉ひもの刑』の効果も相まってなかなか刺激的な一編とな
っている。あとは、巻頭の「闇の中の接吻」の演出が素晴らしい。恋人に硫酸をかけられた男の話なの
だが、これがラストの一瞬まで男の顔が見えないように配置されており、惨劇の頂点と相まって公開さ
れる男の爛れた顔の効果が絶大なのだ。
というわけで、本書はミステリファンにとっては必読の戯曲集であることは間違いない。いろんな意味
で刺激的な一冊なのである。