スティーヴ・マックイーン
85年の発表当時から愛聴してます。聴けば聴くほど、味の出てくるアルバム。確かこの年には来日して、ライブも行いましたが、このアルバムからもたくさんやってくれて、レコードと同じ音を聴かせてくれたっていう思い出があります。ライブでもそうだったんですが、"Moving the River" は本当にかっこいい。あ、そうそう、このアルバムにはPrefabの定番曲 "When Love Breaks Down" も入ってるよ。
Life of Surprises: Best of [VHS] [Import]
これは英国耽美派ポップバンドの足跡を辿る感動的な音絵巻である。大学生の頃、2)love breaks downを聴いた時に、言葉がでなかった、かわりに涙が溢れた。そう、誠実で謙虚なパディーの性格がもろに出ている楽曲。青春の挫折と希望を見事な歌詞にのせて歌う。安直なセックスに走っているあなたには厳しい一撃になる歌詞をこいつはひとひねり加えて歌っている。たしか.大学生の時に彼等のアルバムをジャケの美しさにひかれて買った記憶があり、今回のもスティーヴマックィーンみたいなんで感動である。ある音楽雑誌のインタビューでパディーはこう答えていたね、「自分は曲を書いても書いても全然満足できないし自信がないらしい、そしていい曲が書けないんじゃないかという恐怖心にいつも悩まされているのだと、だから自分がもっともっとうまく曲をかけるようにがんばるんだと=己を磨くのだと」こんだけのものを書く人物の発言だぜ、びびるよ。そういう真摯な態度で曲に接するパディーがそのまま出ているベスト盤である。ヒットチャートには顔を出さないだろうが、いいものはいいのだ。このアルバムはおれの心のキャンヴァスに鮮やかな色を残してくれた宝物なのだ。ラングレーパークからの挨拶状のジャケの彼等のりりしい笑顔はいまでも脳裏に焼き付いて離れないのだ。そう人生とは驚きの連続なのだ。これを聴かなければ一生後悔するのではないか。
Let's Change the World With Music
昔このバンドを知って聞いていましたが、最近アルバムを見ないと思ったらほぼ活動停止だったのですね。
このアルバムは、かつてのprefab sproutとは違う感じがしますが、それでも曲の美しさは健在でした。
最近ずっと聞いていますが、飽きません。
最近の曲もいいんだろうと思いますが、こういう曲もあることを知って欲しい気がします。
Steve Mcqueen
85年にリリースされた、このグループを代表する傑作。最初から最後に至るまでのあまりにも見事な流れ、何よりも一曲一曲の素晴らしさが圧倒的に際立つ名作。特に1~7までの、完璧というしかない名曲がズラリと並ぶ様は本当に圧巻というしかないほど。ファーストでの捻くれた個性をうまい事コントロールする事に成功した、トーマス・ドルビーの貢献はとりわけ大だと思う。234辺りの悲しげなシンセの音色や全体に流れる透明感、視覚的といっても良いぐらいの寂寥感といい、素晴らしい仕事ぶり。もちろん、それが生きるのもパディ・マクアルーンの圧倒的なソングライティング能力があってこそ。不朽の名曲4だけでも買う価値アリです。とにかく、聞いて欲しいという以外に言葉が浮かばない超傑作です。