特攻の島 3 (芳文社コミックス)
表紙に見えるのは菩薩様の表情にも似た特攻隊員。
彼らは死ぬことで、国に奉公するのではない。自分の信ずる者のために生を諦め、夢を託す。
潜水艦が敵の駆逐艦に補足されて、猛烈な爆雷攻撃を受けながらも、艦長は艦の乗員を守る方法を探り、回天乗組員は出撃を願い出る。
この艦長の「馬鹿者が」と言うセリフが無性に悲しい。
この星に生まれてきて、このような最期をなぜ彼らに選ばせてしまったのだろう?
そう、思ってらっしゃるようにも思えた。この人の表情は、「ブラックジャックによろしく」移植編で、年配の医師が未来を見つめて移植を支持する時の顔に似ていた。
そんな感慨を読むだけで浮かんでくる。作者は一度も、人物に言わせてもいないのにである。
戦争を始めた指導者たちは、威勢の良さ、成り行きで、ろくに未来を切り開く努力もしなかった。そのために、多くの人々が傷つき、死んでいった。
そのなかにおいて、せめて彼らが自分の意志をもっていたと信じたい。 読むべき本である。
LIMIT OF LOVE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]
『リミ猿』買うならぜひ『プレミアム・エディション』を!
特典DISKが最高です。
『DISK1』は本編です。本編が良いのは言うまでもない^^
『DISK2』はメイキング、ロール集、予告編(←あの劇場での携帯電源OFFのも^^)などなど。
『海猿』と言えば、ロール集ですよね^^エンディングに使われていないものがいっぱいです。
メイキングも最高。
『DISK3』は初日舞台挨拶完全版、未公開映像、管区別映像が。
未公開映像には、噂の訓練シーンも入っています。
『DISK4』は特にお薦めです!
全3作のサントラ曲の中から選ばれた名曲に、全3作の名シーンが散りばめられています。
これ1枚で『海猿』シリーズの軌跡を感じることが出来ます^^
これ1枚が立派な作品です。
そして、監督の台本レプリカ、表紙の傷みまでもリアルに再現されています。
手書きでの書き込みがリアルです。
カットシーンも知ることが出来ます。
海猿 UMIZARU EVOLUTION DVD-BOX
私は原作漫画以来の大ファン、一方母はドラマ海猿をみてファンになり、親子二代にわたる海猿好きです。「海猿」に惹かれる理由を一言で現せと言われたら『バディ』という言葉だと思います。命を預け合うバディという存在。私自身の日常には海上保安官という職業とは無縁ですし、バディも聞き慣れない言葉。しかし、このドラマではそんな私には無縁と思える職業を題材にしながら私たちの日常で大切なものを教えてくれると思います。その大切な一つはバディではないかと思えるのです。なにも海難救助や潜水にのみ当てはまるのではなく、プライベートでの大切な人との存在もバディでありうる。人と人との結び付きそのものがバディになりうることが感じられます。例えば、このドラマにおいても、心配しながら帰りを待ち続ける家族との繋がりからも痛いほどそのことが伺えます。このドラマを観ていくと、我々がよく耳にする友情や愛情という言葉以上に、バディという言葉に暖かみと親しみ、重みが感じられます。題名にある「EVOLUTION」のように、仙崎達若い海上保安官が辛い経験を乗り越え、成長する一方で、脇から見守り支え続けるベテランの勝田船長や下川達も感化され、さらに魅力的な存在になっていくストーリーは必見です。そんな素晴らしいストーリーを作り上げる役者達もベストと思える方々ばかり。特に、下川隊長を演じる時任三郎さん、主人公のバディ池澤を演じる仲村トオルさんは最高です。あと個人的には吉岡を演じる佐藤隆太さんが印象深い。さらに、ドラマの良さを脇から支えているのがB'zが歌う主題歌でしょう。非常にドラマと合っています。魅力的な題材とストーリー、ベストなキャスト、ドラマの余韻をしっかりと残す主題歌、が三位一体となって素晴らしい作品になっています。時々また鑑賞して仙崎達に会いたくなる大変良いドラマです。
死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人
被害者は犯人が死刑になっても決して浮かばれない。
犯人もかなり不幸な境遇。貧困、暴力。彼を追い詰めたもの。
人の気持ちがわからない。反省がわからない。程度の差こそあれ、周囲に存在する人格障害。
このような存在、事件の原因、経緯を浮き彫りにした本書の意義は大きいと思う。
障害自体は罪ではない。
周囲が認識し、対処すれば、本人、周囲も不幸にならずに済み、事件につながる可能性を減らせるものなら。
まずは、知ることから始まると思う。
海猿 [DVD]
海上保安庁の潜水士なんてマニアックな職業をテーマにしてる割には、そこそこ楽しめる作品だと思う。
時間も長すぎず、短すぎず、良くまとまっていると思う。
同僚との考え方の違いや、誤解、友人の死を目の当たりにするなど主人公がいくつもの壁を乗り越えていくさまは誰もが感動し、共感できるのではないでしょうか?
がんばっている人を応援したくなる作品だと思います。