ザ・ボサノヴァ
憧れの中田英寿さんがHPでオススメしていたので、お店で探したところ、思いも寄らぬ、可愛いジャケに衝動買いしてしまいました。
ボサノヴァっていうと、ちょっとこ洒落た店に入ると、たいてい、いや必ずと言っていいほど、流れてて、正直聴き飽きた感も否めない今日この頃でしたが、このCDを晴れた日の午後、お家の中でソファーに座りながらとか、車の中とかそういうプライベートな場所で聴くととっても爽快、かつゆったりくつろぐ気分にさせてくれました♪あの洗練された、都会的で大人な、日本人には出来そうにもないというか全く違った、魅力的な歌い方にはまってしまいました、おすすめです☆
ジサフィナード~ベスト・オブ・ナラ・レオン
あの名盤「美しきボサノヴァのミューズ」からの曲やら、日本で大ヒットした「あこがれ」からの曲やらの良いとこどりのアルバムだと思います。
「ミューズ」からの曲はどちらかと言いますと、しっとり系で内静的。「あこがれ」からの曲は、ロベルト・メネスカルのアレンジですので、ちょっとオシャレで開放的な感じでしょうか。
1、10、12曲目はアレンジが冴えていると思います。個人的には特に12が気に入ってます。11はあのナベサダがボサノヴァを演奏していた初期の頃にレパートリーとしていましたね。
全体的に静と動のバランスがとれた好アルバムだと思います。
小野リサが選んだボサ・ノヴァ・セレクション
このコンピレーションアルバムが出たころは、エレンコレーベルの音源が
かなり貴重だったと思います。確か、このアルバムにはvol2というのも
あって、その2枚がその後続々とCD化されることになるエレンコのオリジナル
アルバムを買う上で、よいガイドとなったものでした。今聴いてもバランスの
とれた非常にすばらしい選曲で、ボサノヴァの教科書としてはもちろんですが、
これだけ聴いててもかなり満足できてしまいます。
いまだに愛聴盤です。
ナラ・レオン 美しきボサノヴァのミューズの真実 (P‐Vine BOOKs)
先日、出版記念のイベントにて、
監修された堀井隆士さんと、翻訳された荒井めぐみさんから、
直接お話を伺いました。
この翻訳本を出すにあたって長年のご努力と情熱、奮闘を伺いました。
この本はブラジルではボサノヴァのバイブル的な本なんだそうです。
あまりの内容の濃さに、まだ、ざっとしか呼んでいませんが、
ボサノヴァに対して、ナラ・レオンに対して、
ブラジルの60年代に対して、理解が深まり、ボサノヴァをもっと楽しめそうです。
あの時代に女性が生き方を持つことの苦悩と悲しみと意地、凛々しさをナラから感じ取り、
今の時代の女性達が、この自由の中で自分を持たない生き方、
自分のスタイル持たずに媚びることを安易に選択する事に、
残念な思いがあります。
ココシャネルは孤児院出身ですが、
ナラは弁護士の父親で大統領も遊びに来てしまうし、
お姉さんは十代の事から世界的に有名なファッションモデル。
境遇は違うけど、外野の雑音を無視して、
新しい境地を造る女性のエネルギーが溢れている共通点を感じます。
写真も沢山載っていて、資料についても詳細で、
堀井隆士さんと、荒井めぐみさんのご苦労と情熱が伺われ、
お安いご本だなぁ〜と思いました。
★が一つ少ないのは、
私の希望ですが、この倍ぐらいの大きさにして、ナラの写真を大きく見たかったです。
ボサノヴァ聞きながら読むには字が多く、ヘビーな感じがあり、
ボルトガルの人名が覚え難く、内容を理解し難い面がありますね。