アクセス探偵IHARA―エンターテイメント情報セキュリティコミック
この類の書物では珍しくマンガという形式をとっている。
執筆陣もセキュリティコミュニティでは著名な方々であり、内容もしっかりしている。
絵が「くりひろし」さんということで、コンピュータ関連に従事するかたでなくともどこか見たことのある画風なのではないでしょうか。
肝心の中身だが、セキュリティの難しいことを、マンガを交え、かなりわかりやすく表現している。
専門用語も話の末尾に、用語解説として掲載されており、敷居を下げていると思う。
ただ、用語解説だけではド素人にはちょっと難しいので
本書をきっかけにセキュリティに興味を持ち、学んで行くとよいと思う。
最近はネットワークを悪用した事件などが起きているため
本書のような書物を読み、自己防衛しなくてはならないと強く感じる。
何度も書くが、学ぶ「きっかけ」には最適な一冊である。
アクセスガール アスカ危機一髪 (アクセス探偵)
前作「アクセス探偵IHARA」に比べると、かなり内容的にはやさしくなった感じです。
前作ではrootkitの話も(少しですが)でるなど、「初心者にはちょっとつらい」内容でしたが、本作はかなり難易度を抑えています。
基本的には「ネット社会の裏・落とし穴」に関する事例を、コミックと記事(これもコミックで登場するキャラの対談みたいになっていますが)で解説しています。
前作は、「わかりやすい内容がいいが、萌え系はちょっと」という人には最適でしたが、今回は表紙を見ておわかりのように、少し萌え系によっています。年配の方が手に取るにはつらいかも…