グリーンマイル【日本語吹替版】 [VHS]
真実とはなんのか?そのことを知らないことがあったほうがいいこともある・・・。なぜ人は自分より弱いものには、厳しくするのか・・・。やさしさとは、なんだろう・・・。看守と囚人の独房のなかで繰り広げられるストーリに思わず涙がこぼれます。ちょっと胸がいたくなりました・・・。
グリーンマイル【字幕版】 [VHS]
グリーンマイルは死刑囚が最後の通る道。
この映画は、人の痛みを感じとってしまう死刑囚と看守たちの物語だ。
映画を見るとびっくりするのは、死刑囚と看守たちがふつうに世間話をしたりすることだ。
あたりまえだけど、刑務所といっても、ひとつの社会なのだ、ということは想像がつかなかった。
そして、死刑囚よりも、よほど腐ってるような人間が看守をやっていたりする。
善悪とかは、ほんとうに紙一重なんだ、と気づく。
超能力者がでてくるからといって、ハデな展開をきたいしたら、ひょうしぬけするかもしれない。
これはアクションではなく、あくまで、ヒューマン・ドラマなのだ。
人の痛みを感じ取り、それを吸い取ることができるなんて、とても素晴らしいことだと思うけれど、じっさち!当人の立場のなってみると、それがどんなにつらいことか……。
やさしい人にとっては、生きにくい世の中になっていくんだろうか、と思ってしまうような、ちょっとせつない映画だった。
グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死 (新潮文庫)
スティーヴン・キング原作の映画は好きで何作か見ていたのですが、多作なおかつ最も映画化が多い作家でありながら映画と原作のギャップ、作品の質の良作と駄作のギャップが多いと聞いていたので、今迄読んだことがなかったのですが、作者の十八番であるホラー作品は私自身映画にしても本にしても苦手なのでこの作品でキング・デビューしてみました。
私は小説には主人公の人間性はもちろん脇役の魅力、時代・社会背景、主人公の過去まで知りたくなるので特にアメリカの短篇小説は物足りなさを感じることあり苦手だったのですが、この作品の映画が3時間弱でシリアスで考えさせられるヒューマン・ドラマだったので、どうしてこんなに薄い本を6冊に分けているのか読む前は疑問だったのですが(1冊にしてくれた方が読む方は楽なのに・・)作者自身のまえがきを読んで納得!
私も好きな作家、英のディケンズが当時に分冊形式の長篇で死者も出たほど多大な人気を博したこと(このアイディアを出版関係者から提案された)や作者が12歳の時に母がアガサ・クリスティーの小説をまだ50ページしか読んでないのに最後の部分をのぞき見していたのを目にして憤然としたこと等がきっかけで(私なんかあとがき→ラスト→中間を読んでから最初のページを読んでしまう・・)
続きがリリースされるまで読者をやきもきさせたり先を読めない展開にさせる為の手法だそうでこのアイディアは大当たり!で米で最終巻リリース時はベスト10内に6作品(全巻)ランクインで335万部売り上げたそうです。(商売上手だなぁ)
まだ1巻は「コールドマウンテン」の刑務所のしくみやそこで働く看守・死刑囚の人物紹介くらいなのでかなりあっけないです。(笑)
シークレット・ウインドウ コレクターズ・エディション [DVD]
ジョニー・デップのファンなので
期待して見たのですが
内容的には見当違いだったようです。
展開は本当にすぐに読めてしまいました。
シューターの正体に、あんなにも早く気づかされるとは思いませんでしたし…
スリリングな気持ちにさせられたのも、 何も知らなかった物語の前半部分くらいでした。
展開がわかればあとはモートの単なる殺人劇。
トリックも何もない。
ジョニー・デップお得意の、奇人的雰囲気のある演技と、格好よさがあっての星3つです。
Kind of Blue
59年発表のアルバムにして、「私の好きなジャズアルバム」等々のアンケートがあると、必ずといってよいほど、トップに来るアルバムです。
特徴としては、「このアルバムで、マイルスはモードを確立した」を始め、様々な薀蓄が語られますが、要は格好いいのです。言葉でいえば、「静謐」といえばいいのでしょうか。静かに、けれど確かに刻まれるチェンバースのb、コブのdrのリズム隊をバックに、ここぞという場面で出される帝王マイルスのトランペット。中山氏でなくても、「くう〜、たまらん」と唸る格好良さなのです。そして、マイルス以外のキーパーソンは、やはり、ビルエヴァンスのピアノ。美しい旋律で、マイルスのプレイを引き出すだけでなく、時には、アルバム全体をリードする役割を果たしています。
最初に聞くジャズアルバムではないと思いますが、いつかは聞きたいジャズアルバムの名作です。