カリフォルニアの風
木村大は今回の留学で多くの事を学び、その結果がこの『カリフォルニアの風』に反映していると思う。
あまり、音楽に知識豊富な自分では無いが、もっと若かった頃の木村大は技術面が(スピード感など)先立っていた様に思えます。
(技術面ばかりだと非難する訳じゃなく、若い時に出来る弾き方として私は、とらえています。)
けれども、『カリフォルニアの風』は、一気に人間味が増して、聞いてて懐かしい気分になりました。
やっと彼なりのペースでの本領発揮という感じで嬉しかったです、技術だけで終わってしまう人では無いと願っていましたし。
人それぞれ、音の好みというのが有りますので星四つにさせて頂きました。
個人的には、星五つという事で。
PATIENT 14 戦慄の人体実験 [DVD]
実際に行われた人体実験の恐怖を描いたサスペンススリラー、との宣伝だが、にわかに信じがたい内容。全世界で多数の死者を出した遺伝子操作を利用した、極秘の実験と勢力争いをテンポよく描いてゆく。私の好きな心地よいテンポだが。
FBIだ、国防総省、政府高官、製薬会社がからむ勢力争い。その中で行われた「極秘にされていた国家的陰謀」と言われているが、事実そうであったらもっと怖い・・・・。そんな感じです。
暴漢に襲われ、聴覚異常と精神異常を発症するライザは、この聴覚異常の治験に参加する:それが「国家的謀略」とは。マウスでの実験で、ほぼ全数の検体が死亡するこの治験薬を、権力欲・金銭欲に虜にされた政府高官達、医師達が人体実験を行うと言い出す。16名の治験者のほぼ全数が自殺、事故死、などで死亡してゆく中、ライザは運良く生き残る。聴力が回復するのと引き換えに、別の聴覚異常が発症する。「極めて微細な電磁波の検知により、相手の頭脳の動きが読めるようになる」と言うんだから、FBIや政府高官が喜ぶのは当たり前。そのため、ライザは国家公務員に採用され、「相手に悟られず種々な秘密を取得する仕事」に従事する羽目になってしまう。
今は遺伝子組換えあり、何でも有りの世界だから、これの実際に起こった事件かもしれないが、政府高官、FBI,製薬会社、医師等々の権力欲・金銭欲、謀略に囲まれた世界が醜い。
ライザは、異常聴覚をコントロールする銀製のイアリングを与えられ、それを活用して、この泥沼を生き残る。
FBIの捜査官に同様の能力を与える別の実験には、全検体が死亡。それを知る政府高官の暴挙。
私は映画自体より、タイトルにあった「実話を元にした映画」と言うせりふに一番の戦慄を覚えました。何でも有りの世界です。関心のある方は是非ご覧ください。
Perfect Sky
アコースティック・ギターのアルバムを探している時に偶然発見しました。様々な方のレビューを参考に購入を決定!正直、良かった。シンプルでメロディが綺麗なアルバムです。イメージは無印商品のお店で店内演奏されている感じのサウンド(もしろ彼の曲も店内で放送されているのでは?)。買いだと思います。
リアルアコースティックギター アンドリューヨークベスト (ヨーク本人によるデモ演奏CD付き) (リアル・アコースティック・ギター)
このスコアブックでAndrew Yorkの美しい楽曲を演奏し、楽しむことが出来る。
York自身の演奏が付録CDとして付いてきて、これが最良の見本となっている。
難曲と言われる「sunburst」もこれをよく聴いて練習していけば、御しやすい。
(と同時に「sunburst」の難曲たる本当の所以がわかる。
譜面をマスターした後の難しさと言おうか、
Yorkの演奏の類まれな安定感とそれに支えられた繊細さが
いかにこの曲を燦然と輝かせ、
いかにこの曲に私のような凡手を嫌わせているかがわかった。)
その他、収録スコアの難易度は大方、中級者(曖昧な表現だが。)以上向けか。
ギターを手にして歳月の浅い人には、おススメしない。
「sunburst」は奏者を選ぶので、相当腕に自信のある方でないと、
(弾けるようにはなっても、)この曲の輝き、刻み込むような軽快さと滑らかさ、
木洩れ日のような情緒は表現できないと思う。
従って、多くのギター奏者にとって腕と精神を磨く、最高の課題曲となると思う。