アフタースクール [DVD]
探偵小説マニアな私も絶賛な映画です。
話の筋自体がトリックと言ってもいい内容なので、
あまりストーリーに触れることは出来ないのですが、
2転、3転する展開が実に良くできています。
最後には全ての複線が回収されて、
点在していた情報が線となって全て繋がる様は爽快です。
今後もこの監督の作品は要チェックするべし。
KIMONO姫―アンティーク&チープに (5) (Shodensha mook)
今回のナツアサタビ編は「夏朝旅」と「夏麻足袋」の意味があるそうです。
巻頭ページは常盤貴子さんがおなじみ大森さんのスタイリングで
モードな遊女(?)をコケティッシュに色っぽく絽のお着物で着こなしておられます!
お着物のことは黄八丈の染め工房がある八丈島と後ろの方の小物のペ-ジぐらいで、あとは「旅」の部分が多いです。
北信濃、桐生、江戸などで夢二や洋館、江戸前連絡帖、レトロ喫茶めぐりなど。。。
「GASAハンドメイドリネン」はお洋服との融合っぽく、でも作り方が色々と載っているので手作り好きさんは必見かも。
つまみ簪は是非トライしてみたいもの。
私は昔の乙女の髪型「レトロモダンへアアレンジ」のページが可愛かった!
この本を見てゆっくりとはんなりとレトロな夏を過ごしたいものです。
三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー
朝日新聞に連載されている三谷幸喜のエッセイの単行本化。およそ1年分が収録されている(ということは1年に1冊しかでないということ)。
今回のメインは、三谷幸喜が監督した映画、『マジックアワー』の話。巻末にはその映画の資料も収録されている。
このエッセイ集も7冊目だけど、昔に比べると彼の仕事(舞台や映画)の話が多く、昔のように小林聡美との絡みや彼の日常での失敗談が少ない。そっちの方がなんだか親しみがもてて好きだ。
でも相変わらず、達者な文章で読ませる。
TAROの塔 DVD-BOX
上質なテレビ・ドラマ。
エピソード豊富な岡本太郎の人生から、ほどよい取捨選択によるストーリー。
1時間が全4回、きれいにまとまってます。
そっくりさんではなく、岡本太郎その人を感じさせる松尾スズキ。
パートナー・敏子役の常盤貴子、母・かの子役の寺島しのぶをはじめ、豪華で力あるキャストも魅せてくれます。
エンディングで美輪明宏が唄うシャンソンもすてき。
無駄のないぜいたくさは、さすがNHKです。
大阪万博での『太陽の塔』製作を中心に、自由な流れの時系列で展開する岡本太郎の生涯。
妻ではなく「養女」として添い遂げた敏子や、母・かの子との愛憎を描いてゆくのですが、4時間ですから物足りなさは否めません。
しかし、無理に詰め込まないことで、観る者を疲れさせずに完結しているから、不満は感じません。
観ていくうちに、太郎と芸術、敏子、両親や交流のあった同時代人について、もっと知りたくなってしまいます。
そう、このドラマは、岡本太郎のベラボーな世界へと誘う招待状なのかもしれません。
関連書籍の多い岡本太郎、生誕100年・没後15年とあって、展覧会や本・特集雑誌も増えてます。
太郎さんが、まだまだ「なんだ!これは!」とビックリさせてやるぞ!って待っているようですね。
特典は、ちょい微妙。
岡本太郎のイメージを損なわないデザインのブックレットもいいし、男ばかりのウケるオーディオ・コメンタリー付きのメーキングもいいけど、松尾スズキさんには最後まで岡本太郎でいて欲しかったかな。
いちばんうれしかったのは、ちっちゃなオマケたちでした。
コドモノクニ名作選(全2巻)
レビューを参考に、童謡好きの母のプレゼントに購入しました。高級感があり、また、大正ロマン的なレトロ感満載です。雑貨で人気のswimmarの影響かこども雑誌だからか、10歳の娘が、意外にはまってしまい、母子三代で楽しんでいます。