TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 3 (初回限定版) [Blu-ray]
3巻は全体的にバーナビーの過去に何があったのか分かり始める話。
ヒーローは5話にスカイハイ、6,7話はファイヤーエンブレムが活躍する回が入っている。
新しいヒーロー?も出てくるので、4巻が気になる展開で終わります!
このアニメは昔ながらの「熱血」や「王道」を売りにしたアニメだと思う。
普段アニメを見慣れてなくても、すんなり考えずに見られるのは楽しい。緻密な設定はウリじゃないだろうしね。
ものは言いようだけど。
崖っぷちのベテランは「仕事が出来る」とイコールではない。
正義感があり人情味あふれる、でもそれが空回りする、娘溺愛の虎徹。
扱いにくい新人は「エリート意識高過ぎな現場に不慣れな者」でもない。
新人ヒーローだがそれなりに頭がきれる、けど自分の目的の為余裕がない、本当は普通の青年バーナビー。
テロ対策杜撰、設定が甘い…なんてことはこのアニメには関係ない。なにかと設定が気になるのなら、エヴァとかナデシコをお勧めします。T&Bより女性比率が高いしかわいいし(笑)
まず気になった方はバンダイチャンネルで1話と最新放送分は無料、それ以外は有料で見られますので試しに見てみてはいかがでしょうか?
TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 4 (初回限定版) [Blu-ray]
カバーの"見切れ職人"折紙サイクロンことイワン・カレリン中心の8話、
"稲妻カンフーマスター"ドラゴンキッドことホァン・パオリン中心の9話、
第1クール締めの大事件、ウロボロス編へのイントロとなる10話の3話構成です。
9話といえばホァンちゃんより通称"ハンサムエスケープ"の方で有名になってますが(笑)
ヒーロー担当回でキャラの掘り下げと共にシュテルンビルドの構造やNEXTの実態など
裏設定を明かしつつ、本筋へとキッチリ結び付けている脚本が良く出来ています。
イワンの能力ネタバラシと攻撃の役に立たない無力さから来るコンプレックス、
脱獄して復讐に来た旧友に襲われながらも、処刑に来たルナティックに対峙し
身を挺してヒーローらしく司直の手に戻させて「自分にも出来る」ヒーロー像を
確立させる…この1話だけでイワンの成長物語としては十分でしょう。
そしてその力はこの後のウロボロス編で如何なく発揮されるわけです。
10話の途中に出てくるヒーローのOFF姿、スカイハイが大型犬を連れて散歩って
どうみても典型的なアメリカンホームコメディの中流家庭像そのまんま(笑)
首都圏女子高制服図鑑
イラストレーターの顔ぶれからしてもう分かりやすい。これはファンロード読者(ローディスト)のためのイラスト集です。
出版社がグライドメディアに変わってタイトルも「投稿道F」に変わって、復活を来するも三号でまた休刊の憂き目にあったファンロード(FR)。再度の復活を待ち望んでいる方々はチェックしておくべきでしょう。あと、昔FR読者だった、という方々も。
ローディスト作家たちによるオリジナルイラスト集、ってのは昔ラポート時代に出ていた「コミック・イラストロジー」を思い出させますね。
コマソン〈黄金時代〉~懐しのTV-CM大全集(1962~1973)
懐かしいだけでなく新鮮な響きも満載の62-73年の全70曲コマーシャルソング集。
洒脱だなと感じたのは、やはりサントリーの「小さな瞳」やトヨタの「わたしのカローラ」などの浜口庫之助作品。実にモダンな雰囲気で、今聴いてもオシャレ。
また小林亜星もブリジストンの「どこまでもいこう」やレナウンの「ワンサカ娘」など幅広く良い曲を書いている。改めて、素晴しい作曲家だということを思い知らされた。
その中でも、個人的なベストトラックは三橋美智也の歌う「おやつはカール」。実はフルコーラスはこれで初めて聴いたのだが、とても味のある良い歌だなと思った。
その他も歌ではないものから、すごくダサいものまで、とにかく時代を写し取った曲の数々。何度も一人で聴くのは、ちょっとつらいが、みんなで聴いたりするのには、とても楽しいし、懐かしい気持ちが存分に味わえる好盤になっている。
不育症戦記 生きた赤ちゃん抱けるまで (創美社コミックス)
自分も不育症で(最終的に子供はあきらめましたが)おお、こんな本が。と思い手に取りました。
胎児を妊娠してもそのたびに流産、死産を繰り返してしまう「不育症」。「死」という世間的に重すぎる部分がかかわるために不妊治療以上に世間に存在や実態が知られてこなかった病気。
この本は漫画家の作者が自らの体験をもとにその実態をつづったコミックエッセイです。
子供を最悪の形で失う母親の悲しみ、実際に受ける処置の肉体的な痛みや苦しみ、そして病気の治療法や対処法が「体験を語る」という方法で読みやすく具体的に描かれており、体験した身として、うんうん、と頷きながら読めました。
妻を支えようとして平静を保とうとする(しているように見える)夫に
「一緒に泣いてくれない。冷血!」
と罵ってしまう場面は一瞬なんという事を・・・という感を受けますが、同時にアンデルセン童話にあった「赤ちゃんが死んでしまったお母さんは悲しみが大きすぎて家族のみんなも悲しんでいること、お母さんを心配していることもわからなくなってしまったのです。」という一説を思い出させます。
この状態に陥った人の精神的動揺や視野狭窄まで正直に描いているので普通の状態で読むととまどう部分もありますが、そういう意味でもリアルであり、七転八倒のすえ赤ちゃんを最後に無事出産しているので、今その状態にある人にとっても希望が持てます。
なにより今まである種「言葉にするのもはばかられてきた」「ほとんど誰も顔を出して語る強さをもてなかった」この病気を一般向けに描いた有意義な一作だと思います。