多重人格探偵サイコ (15) (角川コミックス・エース 23-32)
前巻から時間があまり経って無いうちに色々な事が 次々に起こっています。
話は進んでいるのですが、あまりにも若女が人外のキャラクターになっていて、どうなってしまうのかな?
田島さんの絵は好きなんですが、話が破綻しないうちに纏めて欲しいなーと思いましたね。
リヴァイアサン 終末を告げし獣
Revo氏が関わっているので、リヴァイアサンを知っている人よりも、たぶんサンホラファンが聴いているアルバムです。
私も、実はリヴァイアサンを読んだことがないので…すみません。
音楽玄人ではないので詳しくはないですが、このアルバムは複数のヴォーカリストが参加しており、
のちのち参加することもたびたびのFF10でおなじみRIKKIさん、あらまりさん、GEILA Zilkhaさん(調べてみると、ジャズの方面で活躍されているようです)
などや、声優の若本さんもセリフで参加しています・・・。
サンホラファンには当初不評なアルバムだったような気がしていますが、今聞いてみるといいアルバムだと思います。
あらまりさんが参加している『召喚という儀式』や『死刑執行』ももちろん良いのですが、
『少女曰く天使』はピアノが美しく、RIKKIさんがちょっと高音を出し切っていないことが気になりますがいい曲です。
サンホラの『エルの肖像』なんかが好きな人ならば、このピアノと疾走感は好きになるんじゃないでしょうか。
『さつきの箱庭』と『砂の城』も、よいバラードだと思います。
聴くときは、ピアノの音色がはっきりしそうなイヤホン&ヘッドホンをつけて聞いてみてください…。
ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)
確かに実存文学としての観点での美少女ゲーム論や、舞城王太郎や清涼飲料水の小説論は説得力があると思う。しかしここに書かれた批評は誰に向けられたものなのだろうか? 本書を読んで納得したからといって本書の文体を好む読者がライトノベルのような文体を好きになることはほとんどありえない。これは理屈の問題ではなくただの好みの問題だから。他方本書がライトノベルの読者や美少女ゲームのユーザーの代弁を果たしているわけでもない。彼らは理屈ではなく好みでしているだけだから。ということはこの批評は誰のため、何のためのものなのか? 著者は現代の物語がどのような状況にあり、どこに向かっているのかを探る前に、(勿論著者のものに限らないが)批評自身がどのような状況であり、どこに向かっているのかを説明する必要がある。
おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)
梶尾真治の根源とでも言うべきなのが、この作品。
全編に通底する叙情感はこのシリーズならでは。
今回の文庫化の際に、星雲賞受賞作「あしびきデイドリーム」
が同時収録されたのも嬉しい。
鶴田謙二のイラストも必見。