進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
中世的雰囲気。
「立体機動」なる移動術を駆使して戦うバトル。
バランス良く、センス良く設定・配置されたキャラクターたち。
それらの要素を「人類vs巨人」の物語の上で展開させた、傑作の予感漂う作品です。
それほど期待して購入したわけではなかったので、正直言ってビックリしました。
まさかここまで面白いとは。
粗さを残す画風で描かれる巨人は、おそらく作者が想定している以上の効果を挙げているでしょう。
彼らは素晴らしく不快で、気持ち悪くて、恐ろしい。
ストーリーに合わせて小出しにされる、巨人の生態や目的、街の構造などもよく考えられていて◎です。
「衝撃的な面白さ」と形容されてしかるべきですね。
とはいえ、好き嫌いのはっきり分かれる作品であることは間違いないと思うので、☆は4つにしておきます。