心の壁、愛の歌
作家のファンならおすすめしますが、蓮見圭一が初めての方は別の作品を読んでからの方がよいのではと思います。私は「ラジオ・エチオピア」をタイトルのおもしろさだけで手に取り、結果として蓮見圭一の感性に惹かれファンになりました。「心の壁・愛の歌」は練習帳のような短編集。これらの題材から感動の長編が生まれることを願います。短編の中ではタイトルとなった「心の壁・愛の歌」は面白い題材だが展開が消化不良というか納得できない内容でした。作家の力量からもっと掘り下げることは可能と思います。「ハッピー・クリスマス、ヨーコ」は妻への想いが伝わる佳作で好きです。作風は違いますが、浅田次郎の短編の恋愛ものを読んだように心が温まります。ただ、過去の恋愛過程とエンディングの間にあるべき夫婦の葛藤の描写は、ただ皿を投げつける、弁当を外にほっぽるだけで、そこは読者が勝手に想像し感動を深めて下さいというようで多少手抜きかなと思います。
「愛のうた」ピクミンCMソング替え歌集
テレビゲーム「ピクミン」のCMソングであるストロベリー・フラワーの「愛の唄」は、その物悲しいメロディーと自虐的な歌詞が逆説的に癒し効果をもたらす曲である。2002年刊行の60ページ強の本書は、この歌の替え歌集であり、朝寝坊、女子高生、OL、主婦、サラリーマン、証券マン、官僚、ホームレス等々の立場を風刺的に歌っており、読みながら苦笑を禁じえない代物である。「愛の唄」をこよなく愛するファンには一読をお薦めする。なお、最近の「ピクミン2」のCMソングであるストロベリー・フラワー「種の唄」も現在ブレーク中らしいが、これは童謡「コガネムシは金持ちだ~」の替え歌である。本書のような替え歌集は出るんだろうか?
Wiiであそぶ ピクミン
慣れるまではもどかしいですか、5日目ぐらい(ゲーム内の日数です)からスゲー楽しいです。
難易度は少々難しめ。小学校低学年では厳しいかもしれません。しかしそれも1週目の話。
1週目でも10時間ぐらいでエンディングまでいけるので,何周もすることが前提となります。
扱いに慣れた2週目からは快適に進められるでしょう。
1週目ではできなかったことをいかに効率よく計画的に進めるかを考えるのはメチャ楽しいです。
ゲーム内の一日は大体15分ぐらいなので「今日は4日分プレイする」とか決めれば区切りを持ってやれます。それでもどんどん先に進みたくなりますが…
本来けっこう残酷な内容のはずですが、キャラのかわいさや雰囲気ののんびり感でかなり軽減されてます。それでも人によってはトラウマシーンもあるようですが。ピクミンを置き去りにしてしまったときとか。
野生の厳しさや命のはかなさも体験できる良作です。
積極―愛のうた― (クイーンズコミックス)
時代的に「ハチクロ」とか「クローバー」とか
ちょっとガーリーな絵風のものが流行っていますが、
谷川さんの作品はその 元祖 とも言えるのではないでしょうか?
でも、その絵風とはうらはらに
常に一生懸命な主人公の(おもに女性)気持ちを
まっすぐ描いていらして、
特にこの作品は、アカデミー賞で盛り上がっている
『おくりびと』的な要素も入っているように感じられます。
心にまっすぐ、入ってきて…
ぎゅっと締めつけられ、号泣しました。。。
谷川さんの作品の威力が存分に発揮されている一冊です☆
初めて手に取られる方、ぜひどうぞご覧ください♪