幸せになる生き方
人から薦められて購入しました。
当たり前のようで、本当に心から深く考えることを避けていることを
容赦なく指摘してくれる本でした。
「生きる価値のある人生とは、自分の選択や生き方に責任をもてる人生だけ」
とか、
「残酷なくらい自分自身に素直にならなければ、生きる目的はみつけられない」
などなど。
著者の書いていることは、叱ってくれるお母さんの言葉のように感じました。
とにかく、ポジティブで、そのままのあなたが本当によいと思う生き方をしなさい、
と、叱咤激励されているようでした。
よくあるスピリチュアル本とは少し違って、愛情のこもった「厳しさ」を感じました。
引用は、どれも印象的です。
どの引用がツボにはまるかは人それぞれだと思いますが、人生の年輪を重ねるにしたがって
気に入るフレーズも変わるのかもしれないという気がしました。
いまの自分にとっては、これが一番ぐっときました。
「何でも愛するための方法、それは、そのものがいつかなくなるかもしれないと気づくことだ」
チェスタトンの言葉だそうですが、どんな人なのか、もっと知りたくなります。
引用句は、ちょっとしたブックガイドのように使える気がしました。
少しずつ、長く、愛読できる本だと思います。
新日本紀行/冨田勲の音楽
子供のころ見たNHKの「新日本紀行」のテーマ曲がどうしても聴きたくて購入しました。ホルンとティンパニーで始まって、ゆっくりと暖かなの弦に絡む絶妙の間合いの拍子木に思わず涙します。シンセサイザーで有名な冨田勲さんですが、忘れかけた日本人の心に染入るようなオーケストレーションは絶品です。15曲目の「多様な国土(爺さんの里)」も気に入ってます。夜の田園を思わせる蛙の鳴き声につづくフルートソロは囲炉裏端で孫たちに話を聞かせるお爺さんの話し声に聞こえます。
The 決断 決断で人生を変えていくたったひとつの方法
久しぶりに本当に良い本に出会いました。
とりあえずな手法論ではなく、著者の体験がふんだんに詰まった
納得のいく一冊でした。
著者の大久保さんについては全く知りませんでしたが
ビジネス界では著名な方のようで、
そういえば昔読んだ孫さんの志にも登場されていた方でした。
孫さんの本でもこの本でも各々の事が書かれており一線で活躍してきた人同士の本物の親友とは、という部分でも興味深い内容でした。
余命3ヶ月と考えると、、、と自分に言い聞かせながら
過ごすようになりました。
専門学校に行くか就職するか、悩んでいた時に出会った一冊。
後悔のない決断ができました。たとえ余命3ヶ月でも。