絵本のつくりかた〈1〉―あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語 (みづゑのレシピ)
絵本作家を夢見る人は勿論の事、子供に作ってあげたい、自分で作って楽しみたい、絵本が大好き!という人には是非おすすめです!
素敵な絵本作家の皆さんがどういうきっかけで絵本の世界に入ったかもよくわかるし、自分の世界の作り方など、とにかく見て読んで飽きることはありません。絵を描く楽しさ、お話を書く楽しさがビッチリと詰まっています。
はじめての秋田弁―爆笑四コマわっぱが物語
地域に生きる方言、文化を伝承してきた方言を知ることは、人間関係を深めることを含め人の懐の深さに影響を与えると思います。
その上で、活字だけで語学(方言)を習得するのは、方言の持つニュアンスが伝わらず、やはり困難と思われます。
本書の挑戦は、「秋田弁」の入門を四コマ漫画を使い、女子高を舞台に、主役格の横浜からの転校生が遭遇する文化・生活「摩擦」を題材に描く試みです。
作者のこばやしたけし氏の体験に裏打ちされた日常描写が、無理なく快い。
登場する、神宮寺みなせ、本荘ユリ、六郷ミサト、井川わかみの各氏名は秋田県内の地名に由来している。それが性格設定とどのように関係しているかは不明です。
続編が待たれる。
5th story CD「Roman」
メジャー進出と、ボーカルあらまりさんの脱退を機に「生まれ変わ」ったサンホラ。
先駆けて発売されていた、初のマキシシングル「少年は剣を」で、その方向性を
少しだけ示されていたが、このアルバムを以ってして本当の意味で
「生まれ変わ」ったサウンドホライズンと出会うこととなった。
第1期に比べて多数の声優陣やボーカルを迎えたことで、
表現の幅が広がったと思われはするが
やはりこれまでの作品を聞き込んでいるファンには賛否両論あるようだ。
参加するアーティストを素材と捉えるならば、Revo氏はその素材を使って
今までにやらなかったことに挑戦してみたかったのではないだろうか。
それが聞く人によっては「まとまりがない」もしくは「バリエーションが広がった」
と意見が分かれる原因になっているように思う。
アルバム一枚の中で描かれる「世界観」は確かに、Revo氏のそれだ。
しかし歌い手がここまで変わると、まったく別のアーティストを聞いているように
思ってしまうのも仕方がない。
初めてSound Horizonを聞こうとしている人には、
少し混沌としすぎているかもしれない。
そして今までSound Horizonを聞いてきた人には、
一度気持ちをリセットさせてから聞いてもらうと良いかもしれない。
ちなみに今回、全体の雰囲気は中世っぽい、と思う。
星5つでも少し否定的に書いたのは、期待させすぎて落胆してほしくないからである。