BARFOUT! 188 堂本剛
鬼束ちひろの巻頭インタビューのために購入しました。
以前のBARFOUT!よりサイズがふたまわりくらいデカくなってたので
Amazon.co.jpから届いたとき、びっくりしました。
でも、その分だけ、巻頭の鬼束ちひろの写真が美しい!!
紙質はファッション誌ほど上質ではありませんが、
アーティスティックな誌面づくりが良いです。
もう少し鬼束ちひろの写真があれば、ということで星1つ減らしました。
HARD RED FANTASIA[DVD]
ジャケットもスゴい鬼束さんの最新PV集です。動画サイトとかテレビをあまり見ない自分としては、初見のものも多かったです。どれも曲はもちろん、映像も独特の世界観が繰り広げられていて、見入ってしまいました。
「X」と「STEAL THIS HEART」は今までの鬼束さんを考えると異色ですが、前者は今にも迫ってくるようなダンス(?)がかなり迫力ありますし、後者は独特のファッションと演奏、更に熱いキスシーンまでありインパクト大です。
そして自分が特に感激したのは「陽炎」です。遊女の出で立ちの鬼束さんが登場しますが、合っているだけじゃなく歌と映像が互いに引き立てあっているような、非常に美しい作品です。落ち着いた色みの画面に映る衣装の赤や海もとても綺麗。ラストがとても印象的でした。鬼束さんのPVで一番のお気に入りかも。
最近はCDに特典として映像作品が付く事が多いですが、単体で出るのは非常に嬉しいです。単純に音楽映像として優れている作品は、おまけじゃなく立派な作品集という位置付けで出して欲しいので(あくまで個人的な考えですが)。という訳で、歌も映像も素敵な、とてもオススメな作品です。
関係ないですけど、鬼束さんかなり色っぽくなりましたね。「蛍」を見ていた時、ふとそんな事を思いました。
青い鳥
まず「青い鳥」という曲名と実際の曲のギャップに驚かされる。
幸福の象徴とされる青い鳥が、鬼束の手にかかるとまるで別のイメージを持って迫ってくる。
PVの終盤で鬼束が青いドレスをまとって登場するが、その姿はもう飛ぶ気力もないようなそんなどうしようもない空しさを感じさせる。
それでも何とか生きて、飛んでいこうとするかすかな力。
鬼束の歌声は完全とは言えない。
けれども、そこがこの曲の魅力の一つのような気もする。
カップリングの「NEW AGE STRANGER」はアルバムverの方が好み。
このシングル盤はその生っぽさがちょっとエグくて苦手。
しかし、アルバムも含めて鬼束の引き出しの多さに改めて感服。
ファンや大衆に媚びず、自分のやりたい音楽を表現していく。
カッコ良い人だと思う。
ULTIMATE CRASH ’02 LIVE AT BUDOKAN [DVD]
アルバム「Sugar High」発表前後の一番充実してたんじゃないか、という時の映像作品。余計な演出も無く、純粋に歌と演奏を楽しめる。残念なのは中心となるべきピアノ2台の演奏がかみ合っていない箇所が多く聴かれること。ミスも気になる。リハーサル不足か?ただし、中盤から後半にかけて次第にドラム、ベース、ストリングスなどのバックメンバーが増えてくると音の厚みと共に安心して聴いていられる。鬼束の歌もそれと共に迫力がでて圧巻。後半の曲はどれも素晴らしいが、なんといっても最後の曲「Castle Imitation」は感動モノ。ファンの方でまだ見ていない人は必見です。あと、今後の活動再開が微妙なだけに、この作品ほどのクオリティーでなくても、何か発表できる映像があれば是非リリースして欲しい。そんなのは無いかな。最近のベストアルバム付属のDVDはあまりにも曲数少なすぎ。欲求不満になる。
NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS [DVD]
ゴールドベルグ変奏曲の静かなはじまりから、Cageの激しく、迫力ある、強い声。
圧倒されました。
自分がその場にいるような錯覚さえ覚えてしまう、その臨場感あふれる迫力。
テレビ越しでも、その凄さが伝わってきました。
自分は、このコンサートには行けませんでしたので、このDVDには大満足です。