キリン名曲ロマン劇場「巴里のイザベル」 DVD-BOX
1870年~の普仏戦争、ナポレオン3世の退位、パリ・コミューンなどの歴史を背景に、パリで生まれ育った少女の成長を描く物語です。
中学生の時に見たきりの懐かしいアニメです。
ストーリー自体はおぼろげな記憶だったのですが、1話見たら途中でやめられなくなり、一気に全話を見ました。
プロイセンの包囲から自分達の街を守ろうとするパリの人々の情熱や怒りが、何不自由なく育った主人公を徐々に変えていきます。
最終話でこの「巴里のイザベル」というタイトルの意味が改めてわかり、背中がぞくぞくしました。
歴史好きや「ベルサイユのバラ」「ラ・セーヌの星」が好きな人にはお勧めのストーリーです。
キリン名曲ロマン劇場 「さすらいの少女ネル」 DVD-BOX
「さすらいの少女ネル」は、キリン名曲ロマン劇場シリーズの4作品のうちで、背景の作画もしっかりしているし、シナリオ的にも面白いと思いました。お勧めです。
キリン名曲ロマン劇場「野バラのジュリー」 DVD-BOX
最近のアニメはつまらないものばっかりです。萌えだのエロだの不要な要素が多すぎますし、金持ちの為のアニメ、つまり金の匂いしかしません。それに比べこの79年の作品キリン名曲ロマン劇場『野ばらのジュリー』は和数が物足りないのが唯一の不満で何で4クールやらなかったんだ?と思わせるくらい素晴らしい作品です。貧乏人も金持ちも老若男女も問いません。最終回は思わず涙が出ました。声が一城みゆ希、川島千代子、安原義人、三ツ矢雄二、田中真弓、平井道子、槐柳二などテアトル・エコーの役者で占められてるのもこの作品の特徴です。戦争孤児になったジュリーは叔父のカール・クレメントに預けられ、カールの娘であるタニアやハインリッヒと打ち解け本当の家族になります。昔のアニメは良い作品が多いですから是非、若い人達にも視てもらいたいものです。