オーガニック革命 (集英社新書 526B)
「世界中で日本食ブームが」なんて浮かれているうちに、
日本の食文化・農業は大きく時代に取り残されているようだ。
イギリスではオーガニック・フードが急速に普及しつつあるようだし
(狂牛病問題が要因か?)鶏肉・卵なども、フリーレンジ(放し飼い)
のものが店頭に多く並び、高くても庶民が購入しているという。
残念ながら、日本では、「オーガニック」なんて、セレブの「ファッション」
ぐらいの認識しかなく、すべてインテンシブ(暗く狭いケージに詰め込まれた
という意味。ブライラーともいう)の食品しか並んでいない。
食品の安全を維持し、農業を活性化し、さらには環境を保護するためには、
有機農産物をさらに普及させる必要があると思った。
「東京朝市 アースデイマーケット」に行ってみよう。
好きなもの、ここで見つけました―服、小物、日用品…ていねいに選んだ156点 (ナチュリラ別冊)
私は一日考えてこの本を購入しました。それは店頭でパラパラとページを繰ると、目につく商品がありどこで購入できるか興味を持ったからです。自分がきっと気にいるものでも、限られた自分の行動範囲内ではなかなか巡り会えないものがあります。周りの人のお気に入りを紹介していただくことで、思わぬものに巡り会えることもあるのです。今回、私はそのような目的でこの本を購入しました。学問的なものでない限り、読者側が目的をはっきり持ってそれぞれの本を上手に自分の生活に利用すればよいのではないでしょうか。
実は私は2〜3年前に内田彩仍さんにハマっており、このような本を買いまくっておりました。が、彼女のアイデアも米国のMartha Stewartの模倣にすぎないと思ったとたんに熱が冷めました。Marthaの「Good Things for Organizing」にもその痕跡があります。
また、今回の本を読むと文体が明らかに彩仍さん風ではないことに気づかされます。主婦と生活社の編集者によるものではないかと私は密かに疑っております。
しかし、彩仍さんも時と共に変化を遂げてゆくのだろうから、今はこういう文体なのかもしれませんしね。もともと読者が形作る著者・作家と、現実の彼らには「差」があるのは当たり前ですもの。
まあ、彩仍さんが使用していると言えば売れるのでは?!という掲載各社の思惑が丸見えの今回の本ですが、読者側はそしらぬ顔でそれを上手に利用すればよいのですよ。立ち読みでも購入でもOK!それで自分の世界が広がればI've got it!
Oliver Kahn Portraet der Nummer 1 im Weltfussball
日韓ワールドカップで鬼神の形相でゴールポストの前に立ちはだかり、数々のスーパープレイを見せてくれた自他とも認める世界最強ゴールキーパーオリバーカーンの写真集の日本語版。
試合の写真は躍動感の溢れたもので、試合の緊迫した雰囲気が伝わってくるようです。
プライベートや控えに甘んじた前2回のワールドカップの写真は「同一人物?」と思うほどさまざまな表情を見せてくれます。
男性も女性も魅力を感じる、写真集だと思います。
ブラッド・ソード〈シナリオ4〉死者の国から還れ! (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
各々特技の異なる4種の職業や、マップ上で展開される戦闘など、TRPGの要素や雰囲気を上手く取りいれた作品です。
原書は全5巻完結ですが、日本語版は第4巻までしか刊行されていません。ブラッドソードを奪還し、いざ最後の決戦へ!と盛り上がった所で第4巻は終わっています。
発売当時に楽しんだ身としては、20年近く経った現在でも完結編のことが心残りで、気が晴れません。
プラトーン [Blu-ray]
公開当初、異様に人気のあった作品だったと記憶してます。しかし僕は観てませんでした。当時、元々戦争映画はあまり好きではなかったので特に興味が持てなかったのと、変に人気があったことによる反発精神からなんですが、ようやく数年前にとりあえず観ました。正直普通だなあ、『地獄の黙示録』や『ディア・ハンター』の方が面白いと思いました。なぜ、あの頃あんなに評価されてたのか(?)しかも今でいう『タイタニック』や『アルマゲドン』などを面白いといっている方々がエンターテイメントとして評価してました。ホントにわかってる?
しかし、つい最近「〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇(町山智浩 著)」を読み『プラトーン』の真実を知り、改めて観直しました。予備知識があると異常に面白く感じました。『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』がフィクションなのに対して『プラトーン』は監督であるオリバー・ストーンが実際に戦地で体験したノンフィクションに近い作品だったようです。チャーリー・シーン演じるテイラーがストーンで、その他のキャラクターは実名、またはホントのニックネームで描かれていたり、ナレーションは当時ストーン自身がおばあちゃんに宛てた手紙をそのまま使用しているようです。70年代では社会情勢上映画化が難しかったらしく10年近く見送られてきた脚本だったようです。アメリカとしては覆い隠してしまいたい汚点を暴露されるようなものですから。
DVDで観ましたが、地デジに慣れてくるとどうしても画質が粗く見えて少しテンションが下がります。もしこれがブルーレイ用にレストアされた最高品質であれば購入して観てみたいと思います。