図説 人体博物館
『標本』というと理科室でみかけるホルマリン漬けの生々しいアレを思い浮かべるだろう。
しかしこの本で紹介されている標本はプラスティネーション標本といわれるもので、標体の水分を樹脂と置換することで空気中に無臭で半永久的に保存できるという画期的なものだそうだ。
といっても、本物の死体には変わりない死が身近でなくなった一般人にとってはいろいろと感じるものがあった。
しかし感情論を無視すれば人体を非常に視覚的に観察することができ、理屈でしかなかった肉体に対してのイメージがリアルなものになった。
最近この標本の展示は各地で行われている。僕もその地元での開催を前にして下勉強のために本書を読んだ。
死体、そして自分自身の体の実体。その普段接する事のむずかしいタブーに触れてみる。
それは自分の視野や思考、人生にどんな衝撃を与えてくれるのか・・・人体展が楽しみである。
ただ値段の割にボリュームに欠ける気がする。一般人向けの本であれば専門的な標本の方法等は触れる程度にしてもっと写真を増やしてほしかった。
人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX
この映像は本っ当に凄い!
英国チャンネル4で放送されたときにチラっと観ていたのですが、
こんなものが一般家庭で視聴できるなんて!イギリス人の感覚では普通なんでしょうか?
知的好奇心は確かに満たされるのですが、満たされすぎでゲップが出ます。
ハナシのわかる友人を集めて鑑賞会でも開けば盛り上がるかも??
図録・人体の不思議
数年前、人体の不思議展へ行ったときは込んでてゆっくりみれなかったので、本ならじっくりみれると思い買いました。
あまりにインパクトありすぎで、ご飯が食べられなくなります。
人間の体というのは、それ自体でもう一つの宇宙かも知れないと思った。
表紙は人間の顔ですが、全身の皮を剥がれたり、輪切りにされたり、これでもかと生身の人体がでてきます。
お腹の中にいる胎児を3カ月から10カ月まで、ひと月ごとに並べたページもあります。
こういうのを見たら、自殺とか中絶とかいけないことなんだろうなと考えさせられます。
少々お高くても値段に見合いますので、一家に一冊、ぜひ。
人体解剖マニュアル 完全版 DVD-BOX
ビデオの内容については他レビュアーさんを参照していただくとして。
内容がグロテスクなものを占めますので、そういうのが平気とか学術的に見る必要がある学生さんらは大丈夫だと思います。
でも私のような単に興味本位で買ってしまった場合、視聴するのが非常に苦痛かつ困難(私の場合、1本観て知人に売却した)です。
人によっては悪夢に苛まされる可能性もありますので、買う場合には覚悟が必要です。
交通事後の検証とかかなりグロいですので。