ナック [DVD]
なぜかカンヌのグランプリなんですよね。
コッポラが影響を受けて『大人になれば』を撮ったとか、いやそうじゃないとか言われてるので見てみました。
確かに、コメディ映画であることと、モテない主人公がモテる友人に恋愛指南される設定は似てなくもないです。
モテる友人の部屋まで女性が行列を作ったり、ベッドで街を疾走したり、街の場面で若者に対する大人の批判の呟きが絶えず聴こえてきたりとか、面白いアイデアが立て続けに出てきますが、コッポラの作品と比べると、ストーリーに吸引力がない感じです。
THE KNACK LIVE FROM THE ROCK’N ROLL FUNHOUSE [DVD]
最近は女性ピン芸人のBGMとして妙に広まっている「マイ・シャローナ」ではあるが、それらを抜きにして、とかくこのバンドには「一発屋」なる幻影が付きまとう。しかし、彼らは一時期の活動休止はあったものの、現在までも精力的に動いているし、彼らのライヴ・アクトがそれを支えているとすれば、こうした映像作品でこそ彼らの魅力が味わえるというもの。
2001年の映像でやや古くはあるが、50〜60年代のTVショーをパロディにしたステージンング、映像処理で60分に渡って展開されるスタジオライヴという面白いつくりになっている。
4人のメンバーのうち、ドラマーのみがオリジナルではないが、この人がかなりアグレッシブに叩いていて、その瞬発力あるビートが心地よい。
リーダーのダグ・フィーガーの歌唱力、メロディセンスは衰えも無く、また良い意味で新旧のレパートリーにタイムラグが無い。これは、彼らの音楽性が、ビートルズも含め、ロカビリーなどR&Rの歴史をしっかり土台に持っていることの現われだろう。
「マイ・シャローナ」での盛り上がりはもちろん、それ以外の曲もすこぶる魅力高し!
思わずリマスターされ、ボートラが増えたデビュー作、2作目を買いなおしてしまった。
NOW 80’s BEST
まず、NOW BEST シリーズと言えば、てっきり輸入盤だと思っていましたが、
これ、EMIミュージックジャパンからのリリースで、日本盤のようです。
企画が海外EMIのためか、これまでの80’s日本盤とは違う、
意外とマニアックな選曲となっています。
日本で大ヒットした曲だけでなく、マイナーなんだけど名曲が満載なんですね。
ロクセット / THE LOOK
シンプル・マインズ / ドント・ユー?
キム・カーンズ / ベティ・デイビスの瞳
リチャード・マークス / ライト・ヒア・ウェイティング
ハート / ジーズ・ドリームス
ジョニー・ヘイツ・ジャズ / シャタード・ドリームス
ボビー・マクファーリン / ドント・ウォーリー、ビー・ハッピー
マーティ・バリン / ハート悲しく
コリー・ハート / ネバー・サレンダー
ジョン・ウェイト / ミッシング・ユー
これらが、新しい魅力ある選曲です。
そして、クラウデッド・ハウス / ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー
この超名曲をラストに入れてくれたことに大感激しました。
今回の80’sベストは、マニアにこそおすすめの企画ですよ!!