バンパイアハンターD(オリジナル日本語バージョン) [DVD]
古い映画に登場した吸血鬼「ドラキュラ伯爵」以降、吸血鬼=怪しくも魅惑的な貴族というイメージが流布しているが、
この作品はその風潮を真っ向から受け入れたものとしては良作である。
話は至ってシンプルで、令嬢を誘拐した吸血鬼の討伐の依頼を受けたハンターが獲物を追うが、実は誘拐ではなくて駆け落ちで、そこに複数の利害が絡み・・・という展開。
原作にあった細かい設定の大半は大幅にカットされたようだが、数十分のエンターテイメントとして収めるためには、やむ得ない処置であろう。
ちなみに自分は、原作などまるで知らないが、この世界観、そしてDやマイエルリンクといった登場人物たちの魅力に魅了されてしまった。
うん。
こんな格好いい吸血鬼の仲間入りができるなら、噛まれてもいいです(笑)
ドクター・メフィスト 瑠璃魔殿 (ノン・ノベル)
凡作だと思います。
敵役は登場時の迫力の割にあっさりと退場。
姫の第3の人格の初登場時のエピソードは第5章と第6章で全く別の内容となっていたり、登場人物が名前を呼び間違えたり。
編集者もまともに仕事していません。
作者の筆力が落ちているのでなければよいのですが。
次回作では頑張ってもらいたいものです。
地底都市〈新宿〉 魔界都市〈新宿〉 (朝日ノベルズ)
期待に違わず面白い!
けれども、何か違和感が・・・
読後感が秋せつら・メフィストシリーズの魔界都市と同じ。
十六夜京也がごく普通の魔界都市のヒーローになったというか?
十六夜京也が登場した初期の作を読んだ人は違和感を覚えると思う。
秋せつらとか別の魔界都市シリーズから入った人は違和感無く読めるかな?
どっちにしても、面白く読めるのには変りないが。
風の名はアムネジア [DVD]
荒廃した世界観のわりに、どこかさわやかな印象の作品。
なんかこれといった印象に残ることはなかった。
あるとしたら、声優が普段演じるような役と、ちょっと違った役を演じてることか。
キャラデザ、話の内容も地味。アニメ映画としては標準的で、これといった特徴なし。
作画は映画としてはぎりぎりのレベル。もう少しで映画レベルじゃない。
私には、これといって何度も視聴したくなるような魅力を感じることができなかった。
ただ、一度は最後まで飽きずに見ることができたので、そこまで駄作というほど悪い作品ではない。