DRAGON BALL Z DVD BOX DRAGON BOX VOL.1
最終回の291話までを見てから、こちらに収録されてる
一話目からまた見返し始めましたが、こちらに収録されてる話の方が
見ててワクワクできる。ラディッツが敵として立ち向かってくる時の方が
セル編やブウ編の話と違い、もうどうしようも無いんじゃないだろうか?
という絶望感、面白さがある風に感じられるのが不思議に思う
初代のDBが好きな人も、バトル主体に変わっていったZシリーズも
こちらのvol1の方は楽しく鑑賞できるとも思います
初代の含みを残しつつ異星へ冒険、修行にしても、強くなったなぁ…という
実感もある。まだZ戦士達が強くなりすぎていない話までだからでしょうか…
アニメオリジナルの話ですが、偽ナメック星の話は蛇足に感じられるが、悟空とピッコロが教習所に通う話は面白いし、合間の話も中々…
何よりただただ殴り合いの格闘ばかりじゃないvol2と違いvol1は
購入に迷われてる方は断然こちらをお勧めしたい位、面白い
私は今のうちに2は売ってしまいます(笑)
オカマダーブラが見れなくなるのは惜しいですが
西遊記 DVD-BOX 1
私は30代半ばですが、子供のころリアルタイムで観ていました。
他の方も口を揃えてレビューするとおり、西遊記ドラマものは現在までさまざまなキャスト・バージョンで放映されますが、それらの原点であり文句なしに最高傑作と言ってよい出色の完成度です。
10億円という制作費と当時の最高水準の技術を駆使して、中国ロケを交え原作の西遊記をなるべく忠実に追いかけていますよね。もちろん、CGもない時代だから、背景セットの作りは稚拙でバレバレですが、脚本・キャストのレベルが相当に高いため、気にならない。そればかりか、かえってバレバレなセットがドラマのアクセントになっているとも思えてきます。
なにせ俳優陣がすばらしい!香取慎吾版の西遊記は悟空中心の物語展開だから、ウッチャンと伊藤惇史はまるきり脇役…。しかも役が作り込まれてなくて、香取慎吾は香取慎吾にしか見えなかった。かろうじて深津絵里はいい線いって演じてたかなぁ。とにかく「なまか」というキャッチフレーズだけが一人歩きって感じでした。
けれどもこのオリジナルでは、堺正章、岸部シロー、西田敏行の3人の演技が良いので、アドリブ中心の掛け合いにリズム感があってメチャおもしろい!脚本も時代に色あせない作りになっているので、古さをいっこうに感じさせません。だいたい3人がケンカになると「なんだよっー、この○○ザルッ」、「なんだとーっ、この○○ブタッ」という具合で、とにかくその罵るセリフがスピード感があって笑えます。
なによりも、夏目雅子さんがキレイ! 頑固で信念の人だけど無鉄砲という役柄を見事に演じきっています。助けてあげなきゃと思わせるようなそのか弱さに魅了されますね。
ぜひ、同世代でない人にも観てほしい日本ドラマ史上の至宝ですよ!
ドラゴンボールZ偉大なる孫悟空伝説 【PCエンジン】
ドラゴンボールを名乗る作品でここまでドラゴンボールを描ききったゲームはないんじゃないだろうか。
一人の敵との戦闘の長さに驚いた。だからこそ逆にドラゴンボールを感じさせた。戦っている途中の台詞を再現し、決着の仕方まで再現できる。
音楽もカッコいい。スーパーCD-ROM×2、PCエンジンなので必殺技に入るときの読み込みも半端なく長いが。
西遊妖猿伝 西域篇(1) (モーニングKC)
11年ぶりの再開、そして西域篇の単行本…永年の『西遊妖猿伝』ファン、諸星ファンにとって
これ以上嬉しいことがあるでしょうか。
さてその『西域篇』ですが、最初はのんびりとユーモラスな展開が続くものの、
先生の並びなき表現力のゆえか、読んでいるこちら側も
次第に悟空や猪八戒たちと共に広大な砂漠を旅しているような気分に陥ります。
中盤より、奇怪な設定のもと、ある人物が登場してから緊迫の度合いが一気に増しますが
この人物が得も言われず不気味なだけでなく、悲しい過去を抱えています。
「ある大きなトラウマを抱えた人間が新たに生まれ変わる」過程を描くにあたり
悟空の破壊力と三蔵の徳、そして舞台となる砂漠の特異な環境が複雑にからみあう
ストーリーテリングの巧みさは比類がありません。
読み終えた後に、こちらの心まで澄み渡るような厳かな清らかささえ伝わってきます。
今後の展開が楽しみでなりません。21世紀に『西遊妖猿伝』を読める喜びをかみしめると同時に、
先生のご健勝といっそうのご活躍をお祈りいたします。