RAINBOW RACE
オリジナル・ラブのアルバムを始めて買ったのは前作「風の歌を聴け」で
「接吻」がきっかけでなんちゅうかっこいいアルバムタイトルなんだと思い
買って聴いてみれば見事な出来で今回のアルバムもきっと熱い感じなんだろうと思っていたら
大人な感じでこれも見事。
とくに「ミッドナイト・シャッフル」は最高にかっこいい。
コレだけでもこのアルバムを買う価値はある。
この路線でいってほしかったなぁ
空の食欲魔人 (白泉社文庫)
「空の食欲魔人」幼なじみのみすずと弘文。27歳になっても結婚する意欲のないみすずに、ある日何気ない会話の中でさらりとプロポーズした弘文。弘文は、パイロットでその上二枚目。しかし、異常なほどの大食らい。何をおいても食欲第一!!の男なのである。プロポーズの言葉も“ある日ふとまわりを見わたしたら、おまえしかいなかったのなー”何かなっとくいかないみすずですが・・・
「カレーの王子さま」みすずと弘文の新婚生活。やはり、弘文の異常ほどの食欲が原因で揉め事が絶えない二人の生活のようす。
「アップル・ジャック」甘いもの好き自衛官の式部さんとハーフでモデルのエリカさんのお話。
「不思議なマリナー」釣り好き娘と釣りも料理もうまいにーさんカップルのお話。
「ミソ・スーメ?は哲学する」博士号をもつミュージシャンのシドニーと短大生の郁とをつなぐ味噌汁の縁。
「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」今連載中のブレーメンIIのお話の原点。イレブン・ナインとスカイ・アイ社長の出会いの話。
「G・H・Qに言うからねっ!」年の差カップルのお話。
「3月革命」個人的にはこの中で一番好きな話。血の繋がらない姉弟のお話。「月夜のドレス」体にカーテン巻いて夜な夜な公園で踊る江藤くんと複雑な人間関係に悩む秋好さんたちの話。
教授ならではの間合いが最高です!!あったかいラブストーリー満載ですよ。
Home Girl Journey
弾き語り前2作品は
、正直録音環境が余りよろしくなかったのに対し
(SUPER FOLK SONGは録音レベルが低すぎるのを,マスタリングで
無理やり持ち上げているので,音がスカスカです)
これはとにかくピアノの「音質に関しては」文句のつけようが無いです。
録音に使ったプライベートスタジオの響きがとにかく良いのでしょう。
残念な事に、矢野さんがその響きの良さに酔ってしまっており,
「PAPER DOLL」や「世界はGO NEXT」のような
一部の成功例を除いて、大半の曲では
明らかにライブでのテンションが
(曲によっては大幅に)損なわれている事です。
ニットキャップマンはこんなだらしない曲じゃなかった筈なのに。
セルフプロデュースの弊害と言えるでしょう。
眠りと夢のメカニズム なぜ夢を見るのか? 睡眠中に脳が育つのか? (サイエンス・アイ新書)
とくに夢の研究について書かれているところがとてもおもしろく読めました。
夢を科学的に調べるなんて雲を掴むような話だと思っていたら「そうか、そういうふうにすれば夢を調べられるんだ」と膝を打つような研究方法が書かれていて興奮しました。
一読の価値はあると思います。
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
12年にもわたるインタビュー集を通じて強く感じるのは、
仕事に対する著者の姿勢のぶれのなさです。
毎年ノーベル賞受賞が噂されるほどの世界的に有名な作家でありながら、
成功した作品スタイルに安住せず、自分の限界に挑戦し、
変わり続けようとする姿勢は驚くほど一貫しています。
グローバルな競争・多様化した社会において、かつてのような安定した秩序・価値観が
失われる中、拠り所を他人や社会に求めず、村上春樹氏のように自分自身を確立し、
その上で社会との接点を見出だす姿勢は、今後ますます重要になってくるでしょう。
作品に対する興味だけでなく、現代に生きる一人の人間の姿勢として、
とても刺激になる本でした。