シスター・プリンセス ~リピュア~限定版
シスタープリンセスシリーズをはじめてやったものです。
率直な感想は、一人一人のストーリは非常に短いが12人もの相手がいるので要するに「質より量」といったところでしょうか。
個人的には、同じように12人のギャルがいた「センチメンタルグラフティー」というギャルゲーよりは面白いと思います。
シスター・プリンセス Re Pure Vol.9 春歌 [DVD]
私はシスター・プリンセスをほとんど知りません。
一応「たくさんの妹がいて、全員兄ちゃん大好き」という
設定は知っていますが、逆に言えば分かるのはそれだけです。
そんな訳で、この作品に登場する春歌という女の子に関しても
作中で語られる情報しか知りません。
つまり、キャラクターに全く思い入れの無い状態で
視聴したのですが、事前情報は必要ないとばかりに
春歌という女の子の兄に対する想いがモノローグと音楽
そして映像で語られます。
浴衣を着る時の立ち居振舞いは目線にまで演出が凝らされ、
鏡を前に着付けを確認し兄との再会を想像して赤面する様子は
驚く程に自然で、ニヤけてしまう程に恥ずかしくもあります。
これ以降も全てのシーンが見所であり、細かい描写と
明確な意図が込められた映像には圧倒されるばかりです。
気になった部分を箇条書きにしてみます。
・ちょんと浴衣の裾をつまんで階段をおりる描写
・鳥居の下で兄を待つ時のモノローグと表情の変化
・コミカルな動きから一転、雨粒が額に落ちる落差
・鳥居の下はきっちり地面の濡れ方が遅いという細かさ
・兄から傘を受け取る時の手の表情
・春歌の心を表す、パッと晴れ渡る空
・天の川...織り姫と彦星...と重なる、道にできた水の流れ
・外国帰りでお参りの仕方を知らず
隣の兄の様子を見ながら遅れて手をあわせる様子
わずか8分の作品ですが、これでもかと詰め込まれた描写は
それでいて消化不良を起こす事も無く
「大好きな兄との楽しい楽しい七夕デート」を綴ります。
劇中の音楽やラストに流れる曲も雰囲気にぴったりで、
トータルでこの短編を作り上げています。
シスター・プリンセス Re Pure~キャラクターズBOX~ [DVD]
作画陣がとりあえず、豪華です。中でもgainaxの作家さんたちが参加されてるのが特に注目で、平松禎史氏、柴田由香さんの手がけられた回は必見中の必見。これを見逃しては大損です。値段がちょっと難ですが。
シスター・プリンセス ~Re Pure~ デスクトップアクセサリー 初回限定版
可愛い妹達の壁紙、アイコンはもちろんのこと、妹それぞれの時計。
時計はアラームを使えば妹の声で時間をしらせてくれます。
ちなみにアラームのメッセージはアニメRePureで使われたセリフが使われます。
ただし、前作の時計ではクリック毎に色々なメッセージがありましたが、何故か今回はありません。
それが今回残念な点ではあります。