失われた徐福のユダヤ人「物部氏」の謎 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
タイトルは飛鳥先生の他の著書と比較すれば地味な部類です。
しかし飛鳥先生の著書の中では久々に良い感じです(失礼)
というより「心の御柱」本の次くらいにワクワクしました。
大きな意味での内容は例の如くタイトルでネタバレしているのですが、
その理論武装が半端ないのです。
古代日本民族がどういった経緯を経て成立したのか、蕩々と飛鳥説で
バッチリと語られます。
古代史って興味の無い人には全く興味のわかない分野なのですが、
飛鳥先生が語るとどうしてこうもエキサイティングになるのでしょう(笑)
というかあまりに内容が濃すぎて読むのに大分時間を要しました。
さすが著者をして2冊に分割したと言わせしめただけのことはありますね。
唯一難を言えば若干飛鳥節が控えめなところでしょうか。
出来れば漫画で語って欲しかったかな、分かりやすいですしね。
(それにしても漫画にしたら何話分に相当するのやら……)
私の感想ですが、ミスターカトウの言葉を借りて一言。
「お見事です! あすか先生!!」
失われた原始キリスト教徒「秦氏」の謎 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
国境がないことの偽装の幸福に、今までは支えられて来た日本、これからはそうはゆきません。由来を知り、これから進もうとしている方向を知ると、それは険しく、暗闇かもしれないからです。しかしそのトンネルを出た所には、キリストが導く人類が計り知れない程の、宇宙規模の世界が保証されているのではないか、それは単なる作り話ではなく、実際に起きることのプロローグのように、私の心を沸騰させました。いずれ闇と光の国境をすべての人が目にすることでしょう。Mr.ASUKAには心からお礼申し上げます。