アマガミ 2―Precious diary (ジェッツコミックス)
アマガミコミカライズ・東雲流絢辻編のクライマックスと言うことで、成年誌をも手掛ける、ストーリーレンジの広い作者がどのような形で独自の綾辻詞を描かれることが出来たか、前巻のクオリティから非常に期待を持てた。
本編の顛末に沿いながら作者のアイデンティティを巧く取り込めたかという観点から見ても、東雲氏は前作「キミキス」や、その他成年指向作品に於ける東雲流を遺憾なく発揮されたと見て良いだろう。
綾辻編はアマガミ本編に於けるメインヒロイン格であるがゆえに非常にインパクトのあるキャラクタであったが、「キミキス」のメインヒロイン格である星乃結美編を最終シリーズに運んできた東雲流キミキスと比較すれば対照的であり、どういう順列で東雲流アマガミを織り成すのかは非常に興味が惹く部分である。
懸念するべき材料としては綾辻編で見せたストーリークオリティの維持である。綾辻編のように、残る5ヒロインも2巻完結方式で行く場合は中弛みには注意をしたいところである。アマガミコミカライズは東雲氏の他にも流派があるので負けない完成度を望み、今後も応援をしたいと思う。
アマガミ 3―precious diary (ジェッツコミックス)
やはり、東雲さんのアマガミは他のアマガミに比べて安定感があり、クオリティーも高いです。
何しろ、エロい描写がほとんど出てこないのに、エロく見せる作画力はすごいです。
今回の主人公は、変態紳士のレバーが最初から全開しています(笑)
1番の見どころは4話目だと個人的には思います。
もう、悩殺されてしまいました(笑)
第5話の主人公がムキになってヘソキスするシーンも最高です(笑)
棚町薫編の最大の見どころは10話目だと思いますが、次巻に収録予定なのでここではあまり多くは語りません。
とにかく、東雲さんのアマガミは最高すぎて言葉に出来ません。
「Sincerely yours シンシアリーユアーズ」の桜小鉄さんが体調不良のため連載中止という事態にいたりましたが、東雲さんには無理をせず、これからも連載が出来るように願っています。
もちろん、本誌の方でも読んでいますが、次巻が出るのが冬なので(ちょっと長すぎないか?あと少しなのに…)、それまで楽しみにします。