空想科学世界 ガリバーボーイ 【PCエンジン】
当時のPCエンジンROMソフトは喋る(ボイスがある)だけで、動くアニメというのは再現できなかったのですが、このソフトのイベントシーンには、動くアニメーションが挿入されます。物凄くちっちゃい画面になっちゃうけど……。
ストーリーはチビッコ向け(TVアニメにもなりました)だけど、グラフィックはキレイ(今見ると普通)だし、交易品の売り買い等、RPG的面白さも随所にねじ込まれていて、剣と魔法の典型的RPGとは一線を画した世界観もイイ感じ。
……ってゆーか、個人的に一番気になる点は、宮崎アニメ「ハウルの動く城」に、このゲームと酷似したシーンがある事です! 僕が似てるって思うだけかもしれませんし、「ハウル」を否定する気はないのですが、もしかして……?
芦田COLLECTION―芦田豊雄イラスト集
ワタルが好きだったので買いました。
作品一つ一つに、結構長めのコメントが付いていて、
内容には大満足しました。
98年発行ということで、まだポスターカラーやカラーインクが全盛の時代のもの
なので、作家さんのタッチが存分に堪能できます。
空想科学世界 ガリバーボーイ (JUMP j BOOKS)
この小説の第一章部分は雑誌掲載版を引用したもので、
そこに後の部分を肉付けした短期完結構成になっています。
そのためページ数の制限が定まり、
第一章で潔く故郷を旅立った主人公が第二部であっさり帰還します。
更に、共に旅立った仲間は何故か主人公より先に故郷で敵と戦っています。
このようにストーリーのテンポがギクシャクしていて腑に落ちませんが、
熱血な主人公達や仁義のある敵などの輝きのあるキャラクターの存在や、
いたるところに散りばめられている名言は五臓六部に染み渡ります。
空想科学世界ガリバーボーイ
出会いは、サターン版『空想科学世界ガリバーボーイ』でした。
主人公・ガリバーの故郷(ベニス)のとある場所で、どこからともなく聴こえてくる「月の伝承歌」。それこそが『ミスティの伝承歌 〜愛のレジェンド〜』でした。
音楽を愛する人なら、言ってしまえば「墓場まで持っていきたい」ような作品といつかは出会えるのだろうと思います。しかし、生きてる内に出会えないまま・・・というパターンだってあるかもしれない。つまり「人の出逢い(一期一会)」と非常に似た部分があるのが、音楽の持つ摩訶不思議で神秘的な魅力なんだと思います。
僕は幸いにも(既に10年以上経ちますが)、その「運命の一枚」にこうやって出会う事が出来ました。女性に例えるならば、まさに「運命の女性」です。このような出逢いは、一生にただの一度しか巡ってきません。
僕にとって、この『ゲームミュージック 空想科学世界ガリバーボーイ』がソレでした。
収録曲(総計50トラック)の内訳は、
・フルオケによるムービーパートBGM&ブリッジ(37曲)
・イベントシーン、EDテーマ等の歌モノ(4曲)
・PCエンジン版、PSG音源によるゲーム・オリジナル・サウンド(9(10)曲)
偉大なる作曲家・田中公平先生が生み出してくれたこれら数々の名曲達が、僕にどれだけ多くの思い出と感動を与えてくれたのか。もう言葉に表すのもおこがましくなってしまいます。
元々、田中公平先生の事は「凄い作・編曲家」だと思ってましたが、その想いを更に上回る衝撃を受けました。
ゲームで初めて聴き、生まれてこのかた体験した事の無い衝撃を受けて。
既に廃盤だったにも関わらず、何故か運良くも新品で手に入れる事が出来て。
それを思うと、神様がそういう魔法をかけてくれたのかなぁ・・・とも思えますし、この一枚とは出会うべくして出会えた、と言えるような気もします。
正直★=5個では足りません。
気持ち的には★=∞、いや・・・そんな単純に数値のみでの評価なんて、とてもじゃないけど僕には出来ません。
空想科学世界ガリバーボーイ‾ジュドーの最期‾
田中公平さんの手がけた隠れた名盤です。
ガリバーボーイは音楽が作品の内容に合っていて
非常に良くできていたと思います。
伝説のガリバーボーイという2枚目のサントラもそうなのですが
残念なことに収録されている主題歌が全てTVサイズですので
星一つ減点です。