Lovin’You
「渡辺美里」といえば「My Revolution」。その「My Revolution」を含めた、美里が最も輝いていた時の2枚組CDです。
このアルバムをリリースした当時の美里と、当時の同世代の「気分」とがリンクしているとも言えるのですが、今聴いてもそれは色褪せることはありません。なぜなら、誰もがこの「ティーンエイジ」という世代を通り過ぎて行くのですから。
このアルバム「Lovin' You」は、多感なティーンエイジの総括として、日本のポップアルバムの最高峰のひとつと思えるほどの佳曲揃いですが、一曲だけ是非聴いて欲しいのは「嵐ヶ丘」です。
どのベストアルバムにも未だに収録されていません。しかし、この曲を美里のベストソングとする人は、決して少なくないハズです。
「死」を扱った詩のテーマはかなりシビアなものですが、時代の空気に魂を込めた美里の歌唱が、実にストレートに伝わる「名曲」です。
ぶっちゃけ、このアルバム以降の美里の楽曲は、時代とのリンクを鮮明にするよりも、美里個人の世界を唄うことが多くなりました。美里の楽曲よりも、時代の流れのほうがダイナミックすぎたのかもしれませんね。
MISATO V20 スタジアム伝説~最終章~ NO SIDE [DVD]
私は、DVD-BOXを即購入しましたが、価格が高額なので、
「欲しいけど無理かな?」と控えられた方も大勢いたと思います。
そんな方々に、これは朗報です。「今回は、迷わず購入できますヨ!」
BOXの中でも一番輝いていたのが、文句なく「V20」です。
美里さんのエネルギーが、凄く伝わってくる正に「伝説のLIVE」と言えます。
「無理をしても、観に行けばよかった。」と、深く後悔しました。
その位、素晴らしいステージで、有終の美を飾っています。
西武スタジアムは、渡辺美里さんの本拠地です。
THE GREATEST HITS-小室哲哉作品集 S-
80年代、90年代のヒットチューンを中心に小室哲哉氏のプロデュースワークを幅広く網羅したコンピレーションとして一聴の価値はあるアルバム。こうした作品集は初めてではないが、今回はs盤a盤と2枚同時発売ながらもそれぞれ様々なレーベルの楽曲が含まれており、『Tk Works Super Tune』('03年)はエイベックスのみだったことなどと比べても、評価できる内容だと思う。渡辺美里やTM NETWORKの楽曲が多く収められているs盤は、作曲家、TM時代から小室ファミリー旋風に至るまでの流れをダイジェストで体感できる感じがオススメ。