北政所―秀吉歿後の波瀾の半生 (中公新書)
『梵舜日記』など当時の同時代資料を基にしてかかれた、豊臣秀吉没後の北政所ねね(おね)に注目した、非常に珍しい本です。ねねの出身である木下家の家系についてなど注目すべき情報が多いですが、特に大坂の陣前後の動きと徳川幕府と対立し敗北した苦悩の晩年は丹念に書かれており、他の歴史書では余り言及されないことが多い内容です。
「その後」の豊臣氏や秀吉関連の寺社仏閣の行方に興味のある方はは言うに及ばず、戦国時代の女性に関心のある方は必読の書でしょう。
入手しやすい新書で出ていたのですが、現在絶版となっているようなのは惜しまれます。
るるぶ大切な人を案内する京都本 (るるぶ情報版 近畿 22)
関西在住ですが、最近京都の凄さに気づいてきました。この本は、今まで行って驚いた(良かった)場所がきちんと掲載されていたので購入しました。
使いたおすぞー、と思っていたのですが、いざ読み込んでみると、、、、何となく使いにくい感じがします。ただタイトル通り京都外の人を案内する際に非常に参考になりますし、どこに行くかイメージが作りやすいので、家に置いて観光計画を立てる際や、京都外の人とでける際に持参して、相談しながら歩くのには非常に役立ちそうです。
私はバス&歩きということもあり、普段はマップ中心のガイドを持参+この本で当たりをつけた箇所をネットで下調べ、で使います。
観光で来られるなら、大体はずれは無い箇所が掲載されているので、オススメできます。