アカギ (22) (近代麻雀コミックス)
アカギは最高なんだけど、ちょっと伸ばしすぎ。コミックスも2008年5月以来の発売で、意気揚々と購入するもまだ終わらない・・・次はいつ出るのやら。
別作品の「天」にアカギが登場するといことは、本作品で鷲頭に勝つことは明白。
だったら、もうだらだらと続けずに終わらせてほしい。これでは作者はカイジと同じじゃん(笑)
プロットが素晴らしい作者だけに、竜頭蛇尾になって欲しくないという感想です。
SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.19 アカギ ~闇に降り立った天才~
大きく分けて3つのモードがあります。
原作のストーリーを読み進めながら麻雀を打つ「回想対局」
対戦相手、ルールを自由に設定して勝負できる「自由対局」
アカギの神懸かった闘牌を再現して和了することをノルマとして課される「伝説対局」
「回想対局」は竜崎・矢木戦が3回、市川戦が2回、浦部戦が1回、仲居戦が1回の計7回で全制覇となります。
基本的には半荘一回でトップを取ることでクリアですが、「市川をハコ割れさせる」「南場から入って浦部を逆転する」など原作を反映したノルマが課されることもあり、アカギになりきって闘牌を楽しめます。
「自由対局」はキャラクターを自由に選べる点は良いのですが、ルール設定の自由度があまり良くないと思いました。
国内だけでも多種多様な麻雀ルールのすべてをカバーするには明らかに不足です。
このあたりは通常の麻雀ゲームに比べて劣っていると思います。
設定項目は「喰いタンのアリナシ」「平和ツモを認めるか」「立直一発の有無」「満貫切り上げするか」「ハコ割れで終了か続行か」「立直後暗槓を認めるか」「途中流局の有無」「裏ドラ、槓ドラ、槓裏ドラを有効にするか」「連荘条件の設定」「原点の設定」だけです。
難易度の設定もなく、アカギ、市川、浦部相手でも簡単にトップが取れてしまうことがあります。
「伝説対局」はおそらくこのゲームで最も充実したモードです。
アカギの神懸かったアガリが自分にもできるかどうか挑戦することが可能です。
単にトップを取っただけではクリアとみなされないので、難易度は高いです。
この「伝説対局」ではプレイヤーの配牌とツモがコンピュータによって操作されているようで、
まるで積込みしたかのような好配牌、好ツモに恵まれますが、それでもやはり難しいです。
再現できる闘牌は以下の15個。
1、竜崎戦で役満を和了する。(原作と違ってイカサマなしだが、必ず好配牌、好ツモがくる)
2、竜崎の和了を阻止する。(竜崎が親で必ずダブリーしてくる。ときには天和も)
3、矢木の和了を阻止する。(やはり矢木が親で必ずダブリーしてくる)
4、矢木から裸単騎で直撃を奪う (ポンしやすい配牌がくる)
5、市川から絶一門でロンアガリする (必ず絶一門の配牌がくる。)
6、市川から大明槓し、嶺上開花で和了する (槓しやすい配牌がくる)
7、ニセアカギ相手に指定の三牌を選んで四向聴を作る
8、川島先輩たちを相手に治の手牌を使って2回のツモで上がる
9、浦部戦で誤って見えてしまった嶺上牌で上がる (6同様、槓しやすい配牌がくる)
10、裸単騎で浦部のトップを逆転する。(ポンしやすい配牌がくる)
11から15はアカギ以外のキャラになりきって打つことになります。
11、プレイヤーキャラは南郷。竜崎戦のオーラスでトップを逆転する。
12、プレイヤーキャラは南郷。半荘終了まで市川よりも上位をキープする
13、プレイヤーキャラはニセアカギ。誰にも上がらせずにトップを取る。
14、プレイヤーキャラは浦部。ニセアカギのトップを阻止する。
15、プレイヤーキャラは治。東四局の親番で南入までに浦部のトップを逆転する。
天棒状況なども含めて、原作の状況がよく再現されています。
ただ、原作では強力な打ち手として描かれていたキャラがぬるい打牌を打ってきたり、他家が仲間同士で潰し合ったり、いろいろと引っかかる部分もあります。
原作では存在意義の薄かったモブキャラの他家も積極的にアガリにきます。その結果こちらのアガリが阻止されることが多々ありました。
全制覇するためには、何度も同じ作業を繰り返すことになりますが、アカギが好きな人なら、それを差し引いてもあまりある熱い闘牌が楽しめると思います。
逆に麻雀が好きなだけの人はプレイしないほうがいいと思います。
声優さんはナレーション含めてすべてアニメとは違う人です。
ただあまり喋らないので、気にするほどでもないかもしれません。
また鷲巣様の出番はありませんので、鷲巣麻雀もできません。
アカギが好きな人なら、全制覇したときの達成感はかなり大きいと思います。
特に「伝説対局」では1つのノルマを達成するだけでも役満を上がったときくらいの興奮が味わえることと思います。
ファンの方には、ぜひこのゲームでアカギと同じ闘牌を体験していただきたいです。
アカギ―闇に降り立った天才 (第1巻) (近代麻雀コミックス)
『カイジ』が第二部以降福本流人生教訓語録っぽくなってしまったの対して、この『アカギ』は初刊からずっと麻雀に置ける心理戦に重きを置いているので、個人的にはこちらの方が好きだ。
知識がなくても十分スリルがあって面白いが、ある程度麻雀をかじった層にはアカギの数々のワザが膝を叩くものばかりで、結構参考になったりするのがまたなんとも。捨て牌理論なんかはカナリ実用的です。
さすがに暗刻から切って相手を釣るエサにするワザは人間じゃないと効きませんが。こないだコンピュータ相手に使ったらぜんぜん反応してくれなかった(笑)。
アカギ~闇に降り立った天才~
とにかく内容が濃いですね。
実際プレイしてみて
「こりゃかなり作りこまれているな」
という印象をうけました。(詳しくは言えませんが)
このジャンルのゲームが好きな人には絶対にお勧めしたい一本です。