ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事
鎧を脱いで、価値観を変えれば新しい幸せに出会えるんだと励まされます。
スターバックスの素晴らしさが全般に語られるけれど、一人の女性マネージャーに出会うまで客としてその真価に気付かなかったというところは大事かも。理念を浸透させるべく努力をしていても末端までまんべんなく行き渡らせることがいかに難しいか。完璧なマネージャーのすばらしい店舗でも協調できないメンバーがいるというのもリアリティがあります。
階層意識の強さは日本人にはピンとこないかもしれませんが
アメリカという国のメンタリティを知るのにもとても参考になる本です。
正直、私にはまだスターバックスの価値が実感として理解しきれていなくて、マンハッタンのあちこちにある小さな店がなぜあんなに混んでいるのかと不思議な思いで眺めていたけれど、スターバックスで働いてみたいと思い(こんなじゃ面接落ちですね)マイケルと同じく、ドキドキしながら働く自分を想像してしまいました。客としてオーダーするのにドキドキしてちゃだめですよね。
と、身近に引き寄せて読めるのもこの本の魅力。