スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ (PHPビジネス新書)
著者がふたりの経営者を独断で評価、この対比はありそうでいままで特化されていなかったので目の付け所がよかったとおもいます。
ジョブズに関する本をいくつも出されていますが今回はあくまでフィフティ・フィフティでみています。
現実主義者(ゲイツ)VS完璧主義者(ジョブズ)と結構核心をえぐった表現をされていて読んでいておもしろかった。
iPod、iPhoneでアップルを見事復活させたジョブズの経営手法や、0→1のオリジナルよりも1→100の売れる商品を生み出したゲイツの戦略が紹介されております。
最近ビジョナリーカンパニーという本を読んで、トップのカリスマ性に頼る経営スタイルは一時の時を刻んで終わってしまうという指摘があり、今後アップルがどうなっていくかも見ものであります。トップがいなくなっても組織がうまく動いていくようにすること(後継者)が最後の仕事かもしれません。
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
礼賛が一杯詰め込まれた、感心すること多し、の本。
「まあ、ジョブズの逸話をここまでよく集めたものだ」と。
しかし、すでにレビュアーから指摘されているように、分厚い「iCON」を
はじめ、一連のジョブズ本を読んでいる人には、目新しい逸話も少ない。
また、ジョブズの言動、実績は、よきにつけ、悪しきにつけ、いきながら
神話、偶像として崇拝される、稀有な経営者、イノベータであるがために、
その「逸話」が、どこまでホントウにそうだったのか、今となっては
確認するすべもなく、ちょっと、どこまで間に受けていいのか、とまどう。
彼の各エピソードごとに、松下幸之助、本田宗一郎、井深大ら、
日本のイノベータ、「改革者」たちを引き合いにだし、「こういう場面では
経営者たるもの、こういう決断も大事」という、敷衍を行っているのは
おもしろいけれども、稀有な個性だからこそのジョブズの神格化。
ちょとがんばれば、という次元で、誰かがマネできる個性でもないだろう。
ただ、ここまで崇拝した逸話集は、なかなかお目にかかれないので、
いろいろ複雑で、まるで「映画を見ているような」話の多い
このハイテク業界の「ヒストリー」としては大変おもしろく、
その点に興味がある読者は一読しておいても損はない。
虹の歌集
コクリコ坂から、の映画を見てから初めて手嶌葵さんのアルバムを4枚購入しました。
手嶌葵さんの声・歌は何度聴いても癒され、やさしい気持ちにさせられます。
このアルバム、どの曲も秀逸で、特に「虹」「恋するシッポ」「奇跡の星」「家族の風景」は聞くたびに
感動します。 音楽に刺激を求める方にも一度じっくりお聞きして欲しいアルバムです。