ペルソナ~トリニティ・ソウル~ オリジナル・サウンドトラック
値段が少し高めでしたが躊躇わず購入。最高の評価をしていい出来だと思います。
アニメ本編でも1クール目終了を境にしてストーリーの雰囲気がガラッと変わりましたが、このサントラのDISC1,DISC2がそれにきっちりと対応していて、アニメでの情景がまざまざと浮かんできます。
何もせずに127分聞き入ってアニメの感動を思い出すのもいいし、BGMとして作業中にかけてもリラックスできる、そんな作品です。
アニメを見ていない方でも楽しめると思いますし、アニメ本編に感動した方なら買って後悔することは無い一枚です。
Breakin’through
作詞作曲や歌の指導は複数の方々によってされたもので、一概に某グループの劣化と言い切るのはどうかと思われます。
収録を取材した番組で、努力を重ねて成長していく喜多さんを見てファンになりました。アニメの映像と合わさったときの疾走感は堪りません。
今後の活躍に期待しています。より多くのアニメでテーマソングを歌ってほしいです。
ペルソナ~トリニティ・ソウル~ノベル2
出来るかぎりアニメに忠実な展開をしていたため話がまとまりが悪いのが惜しいところ。
各キャラの心情の書き込みなどが1巻目に比べると少なく残念です。
洵と結祈の関係などアニメの補完的に読む分には充分楽しめます。
アニメ版Ptsを知らずにこの本だけを読む人には非常にわかりづらいと思いますので、まずはアニメを見てから読んでください。
ペルソナ~トリニティ・ソウル~ノベル1
2〜10ページぐらいの短いエピソードの連続で構成されていて、アニメの前半ストーリーがなぞられています。
(アニメでは登場しなかったエピソードも含まれています)
マレビト達のエピソードが結構あったり、アニメでは無言で表現されていたキャラクター達の心情が文字で表されていたり、アニメの補完として面白いです。(欲を言えば、エピソードの方はアニメでも見たかったですが)
アニメを見てから(or見比べながら)読むのがおすすめです。
ペルソナ ~トリニティ・ソウル~ Vol.10 [DVD]
2008年のアニメの中で最も独自の輝きを放っていた作品です。
大人気とはならなかった理由を考えてみましたが、この作品には他のアニメには無いものがあると同時に、一般的なアニメに求められているものを必ずしも満たしていない、ということでしょうか(原作が若干カルト的な支持を得ている類のものだというのもあると思いますが)。
26話という話数を非常にうまく使っていました。1クールでも丸1年でも駄目だったと思います。主役から脇役まであらゆるキャラに息が通っていることが台詞の端々から伺えました。
ラストは大団円を迎えたとは言いがたいですが、慎たちは残された人々として暗澹とした生き方をするのではなく積極的に未来に進む決意をしたと思えます。決して後味の悪さがいつまでも残るような終幕ではありません。
全体を通してみても、すばらしい作品です。ある意味ではアニメらしくなかったのですが、アニメだからこそ伝えられる表現があると再認識しました。