攻撃 [DVD]
臆病で無能な上官の判断ミスで最前線で犠牲者を出す小隊の隊長は、とうとう上官への復讐を誓った。戦争映画の名作。よくキューブリックの『突撃』と並び賞されます。ジャック・パランスのアルドリッチ作品には『地獄へ秒読み』もあり(DVD無し)、これも秀作です。
『攻撃』の原作はノーマン・ブルークスの実話をもとにした舞台劇。ノーマン・ブルークスには他に著名な劇は無いようです。内容が非愛国的なものなので偽名かもしれません。
兵隊たちの性格がきちんと描きわけられているのも舞台劇ならでは。しかし、アルドリッチは見事に映画的な画面を作りあげています。
主演のジャック・パランスやエディ・アルバート、リー・マーヴィンだけではありません。冗談ばかり言っているロバート・ストラウス、
古参のバディ・イブセン、中堅のリチャード・ジェッケル、正義感のあるウィリアム・スミザースなど脇役の演技も見ものです。
Hiding: Alber Lee
すでにCD化されていた「HIDING」と、名盤と評価されながらCD化が長く望まれていた「ALBERT LEE」が1枚になって発売されて感謝感激です!
ファンサイトでは、「REAL WILD CHILD」の名ですでに販売されているとの情報がありましたが、こうして懐かしいジャケット(サイズは小さいですが)も見れて嬉しい限り・・・・。
とかく、「COUNTRY BOYの後半のギターソロが超絶技巧!」との謝った説明がギター雑誌などで紹介されていますが、本人がビデオで解説している通りディレイマシンを使って原音とリピート音を合成して単純な演奏が複雑に聞こえるだけであって、彼の本当の素晴らしさはそんなトリック的なものではありません。もちろんストリングベンダー搭載のギターでのペダルスティール風サウンドも同様で、何度「超難度のベンディング!」なんて紹介されていたことか・・・。
カントリーミュージックをこよなく愛した英国生まれのミュージシャンの、あのチェット・アトキンスも愛した音楽を是非聴いて下さい。
ジョー・コッカー、エミルー・ハリス、エリック・クラプトン達が自身のアルバムに彼の参加を望んだ気持ちがわかるような・・・・。
ブルース・エニタイムII<2 in 1>
1960年代前半、ビートルズの大ブレイクの影で密かに息づいていたブリティッシュ・ブルースメン達の活動記録として資料的価値は高い、この辺の地道な活動が60年代後半以降の「ブリティッシュ・ロック」全盛の下地となったわけです、
50年代後半にアメリカと欧州で起きた黒人ブルース再発見ブームに触発された1940年代生まれの当時10代後半から二十代前半の白人ミュージシャン達による黒人ブルース解釈の最初の成果の一つでもある、
後に名を成し21世紀の現在では大御所であるエリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ロッド・スチュワート、ニッキー・ホプキンス、アルバート・リーらの若き日の演奏集として彼らのマニアにはこの音源が最初にLP化された70年代初頭より必携盤となっています、
ファインディング・ニモ [DVD]
ディズニー映画は嫌いでしたが、
CGの技巧を確認したくて、ついつい見ていると、
内容に引き込まれていってしまう。
CGの表現力がどんどん高まり、
製作者たちの意図が、滲み出てきている。
きっと製作者の中には、日本人もいるのだろう。
微妙な表現が、どんどん蓄積されていく。
実写では表現できないことを、
表現するための道具として洗練されている。
そんな現場に自分も居れたらと思わずにはいられない。
ニモの表現に自分も関われたらと。
ファインディング・ニモ [DVD]
ピクサーの作品で期待を裏切らなかったです。
行く前から聞いてたんですけど、お父さんには特に感じるものがあります。(自分もそうでした)
親離れ、子離れ・・・・考えさせられるところも多々あります。
自分の枠を拡げて行く事の難しさや大事さなどを感じました。
とっても良い映画で保存版です
※以下本編の感想より長いメイキングを見ての感想。
ニモはアニメーションですよね。
映画のしくみに疎い自分はなんか不思議な気がしました。
勿論監督、脚本、アニメータ、音響などが居ることは容易に想像できたのですが、アニメーションにおける役割っていまひとつおぼろげだったんです。
監督さんは実写と同じように、生きたアニメーションに演出をする。
アニメーターはその演出意図を理解し、表情・表現を創り上げ、命を吹き込む。
アニメーターって言うのは技術者であるとともに、役者であることが重要なんだと感激しながら見てました。
クリエーターなんですよね、本当にプロだなと・・・・・
あと驚いたのは、アニメーションにも”照明”って言うセクションがあるんですね。
詳しい方にとっては当たり前のことかもしれませんが、自分にとっては驚きでした。
なんか”アニメーション”って言う言葉が自分にとってはしっくりきません。
それだけピクサーの作品は素敵なんだなと思いました。
もし機会があれば是非「メイキング・ニモ」見てみて下さい