探偵 神宮寺三郎 新宿の亡霊 上
新宿という街がとてもいきいきと描かれています。読んでるうちに、自分の頭の中で地図が出来上がり、臨場感たっぷりでした。
皮肉たっぷりに相手を諭す神宮寺が格好いい。
ただ、おなじみのキャラがあまり活躍しないのが残念。
探偵 神宮寺三郎DS 赤い蝶
シナリオが違うだけで、インタフェース等、操作体系はほぼ変わりなしです。ただただ淡々とストーリーを進めていく、そんな感じです。
トークプロファイル、サーチ、要所要所に出てきますが、こちらも淡々としていて流れるように進み、捜査をしてるという楽しみは余りなかったですね。
洋子さんの容姿変化は毎回楽しみにしてるのですが、今作はとびきり美人になってました。あえて容姿を一定させないようにしてるのでは?と感じてしまいます。
バーかすみはどうしたのだろう?まなみに会いたかった。仕事終わりに洋子君が事務所で待っているのにあえてバーかすみへ行く。
依頼者から「直ぐに来てくれ!」と緊急連絡があっても、あえてバーかすみに寄ってから行く。毎日営業時間外にねちねち通う。
PS2版でさんざんやった事ですが、DS版でもこんな楽しみが欲しい。やっぱりカミュで1日の疲れを洗い流さないと。
本編は約7時間でクリアしました。シナリオは良く練り込まれていてとても秀逸でした。終盤にかけて次々に事態が変遷し、推理が何度も覆されていく予想を裏切る展開、
そして急速に明らかになっていく真相。この演出はさすが、と言いたいです。
時限爆弾ってシリーズ初だと思うのですが、ラストの犯人と対峙するシーンは緊迫感があってよかったです。
本編に別シナリオが5本もあって、相変わらずやり応えは十分です。本編以外のシナリオも結構ボリュームがあって、やり応えがありました。
全編通して20時間以上は遊べるでしょう。+謎の事件簿もお忘れなく。
個人的に関東明治組絡みの事件が好きなのですが、今作はその点で何か寂しかったです。次作はその方向で期待してます。
探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
ファミコンディスクシステムから続く
アドベンチャーゲームの大御所
探偵神宮寺三郎シリーズの最新作です。
ここ数年は携帯アプリやDSでちまちま出ていましたが、
PS2の「Kind of Blue」以来久々のPS系での発売です。
神宮寺シリーズは「灯火が消えぬ間に」までのデータイースト時代と
「Innocent Black」以降のワークジャム時代に大まかに分かれ、
この転換で作品の雰囲気が大きく変わったところですが、
本作はワークジャム時代の最新作ということになり、
しっかりとワークジャムになってからの神宮寺のテイストが受け継がれています。
ストーリーは詳しくはネタバレになるので割愛しますが、
いつもの神宮寺らしいもので、ファンでもそう違和感を感じないかと思います。
キャラクターデザインの方が変わって見た目はどうにもしっくりこない神宮寺ではありますが、
個人的には十分及第点ですし、久々の謎の事件簿もあっておもしろさでは星4つにしています。
しかし、全体の評価は落とさざるを得ませんでした。
その原因は音声です。
今作で起用されている声優さんのレベルが著しく低く、
完全に素人レベルと言っても過言ではありません。
下手なのが脇役だけならまだしも主役もレギュラーもこれでは…。
シリーズファンとして非常に残念ですが、
こればかりは許容できる範囲を著しく超えていますので、
減点せざるを得ませんでした。
探偵神宮寺三郎 灰とダイヤモンド オリジナルサウンドトラック +α
+αの「アプリ版メインテーマ21連発!」が、灰とダイヤモンドのゲームソフト初回特典のサウンドトラックの「アプリ版メインテーマ21」とまったく同じ気がする。
+αには「The din and bustle (DSi Ware Ver.)もあるので、まったく何もないわけではないが、初回特典と同じではなく、何か変わっていて欲しかった。
+αでない、メインについては、しっかりと丸々演奏されるので、ジャステイストを満喫できます。
初回特典のメドレー集も良かったが、こちらはこちらで味があります。神宮寺ファンはぜひじっくり聞いてください。
探偵神宮寺三郎 夢の終わりに
シリーズ第6作目にしてやっと発売されたオリジナルサウンドトラック。
「夢の終わりに」の全楽曲収録に加え、
前作「未完のルポ」と、今作のムービーシーンの音声部分も聴ける。
旧作品のメドレーもあり、サントラ部分が全曲1ループ収録なのを除けば十分満足できる作品。