うたのえほん [DVD]
まっくら森のうたが聞ける、なっとくもりのうたが聞ける。
ああ、なっとくな出来です。
映像も奇麗で音質も素晴らしいです。
谷山浩子ファンの方も、まっくら森にトラウマのある子供もぜひ見てほしいです。
虹の歌集
無音からいきなり肉声一本ではじまる第一曲目"虹"から脳天に空手チョップ(古い表現でちょっとアレですが)いいよね。
中低音が聞いたアレンジもたのしい"Chinese Soup"もいいね。娘がこの曲大好きです。
でも、何度も聴いてく内に、"恋するしっぽ。"がじわじわ来ますね。
猫は別に好きじゃないし、飼ったこともないけど。けなげな歌詞とアレンジと葵さんの声がうまーくマッチしてる。
やはり葵さんは日本語の歌が一番しっくり来ると思うよ。日本人の中では英語も歌いこなす方だし、上手にハマってる曲("Alfie"とか)もあるけど、あくまで「日本人にしては」の世界からは抜け出せないと僕は思ってる。
まぁ、「日本人向け限定」という世界なら「あり」かなぁとは思うけど。
まっくら森
かなりポップな絵柄とコトバで、子供だましの絵本と思いきや
どうしてなかなか考えさせられて味わい深い作品である。
話の根幹はミヒャエル・エンデの『モモ』といえなくも無いが
「まっくら森」のイマジネーションはかなりキュートである。
谷山浩子の幻想図書館~雪の女王~ [DVD]
発売当時CDが面白くなかったので、無視していました。最近CDを聴きなおして、むちゃくちゃ感動し、慌ててDVDも見ました。お勧めです。かって谷山さんを聴いてた人、ちょっと高いので買ってない人、こころ洗われると思います。
北極ライフ
表向きは北極のシロクマ写真集、癒し系環境問題提起フォトブックですが、
文章を担当している谷山浩子の視点がどこか通常の環境本とは違います。
谷山浩子の視点はただ「人間が環境を破壊したのだからうんぬん」という点ではなく、
人の心の奥深くにある"何か"に注がれています。
かといってスピリチュアルの視点という訳でもなく。
谷山浩子が見ているその"何か"は、
谷山浩子の世界観全てに通じるものでもあると言えます
「何かもっと無口なもの たぶんとても静かなもの 心の井戸 深く」
(椅子)
「いつでも 真夜中に おとずれるものがある
細長い指で 私の心の 扉をたたく」
(扉)
「どこにあるか みんな知ってる どこにあるか 誰も知らない
まっくら森は 動きつづける 近くて 遠い まっくら クライ クライ」
(まっくら森の歌)
その"何か"をすべての人がゆっくりと、ひっそりと見つめることで
世界も環境もまた少しずつ変わっていくのでしょう。