奥秀太郎監督セット「大人計画の阿部サダヲなど出演」(PPV-DVD)
3枚セットでこの値段!と思ってちゃんと確認しないまま即購入しました。
実は、PPV-DVDのシステムを知らなかったのです。初回は無料のようですが、PPV-DVDというのは毎回見るたびにお金(200円)を払うシステムのようです。その辺を考慮されて購入されるといいと思います。このシステムの説明を商品説明の所に明示してほしいです。
内容はまだ見ていないのですが、役者さん達も豪華なので期待してます。
ピストルズ
とにかくあの『シンセミア』に続く作品であり、谷崎賞受賞作である。しかし、導入部からあと、前半しばらくの説明のところが長い。だれる。蓮實先生が何と言おうと、そりゃ蓮實先生だってかわいがっている作家だから褒めますしそういう人です。さらに、『シンセミア』はもとより、『ニッポニアニッポン』、特に『グランド・フィナーレ』の主人公が再登場するのだが、それは阿部の読者でないと面白くないだろう。バルザックやゾラは、知らないと面白くないという人物再登場はさせなかった。それでクライマックスはなるほど面白いのだが、さてこれは純文学なのかということになると、「少女忍者小説」ではないかと思える。猿飛佐助とか、よくこんな感じで敵に催眠術掛けたりするんだよね。
本来なら『シンセミア』で谷崎賞とるべきだったのだし、谷崎賞には愕然とするほどひどいのもあるから、受賞するのはよし。しかし、やっぱりこれ、純文学じゃないんじゃないか…。
グランド・フィナーレ (講談社文庫)
阿部さんの作品は、初めて読みました。
最近読んだ中での久々のヒット!
話の運び方が、もの凄く上手。次はどうなるの?って、ワクワクしながらページを進めていました。
ただ、主人公はロリコンで人生を棒に振ってしまった訳だけど。作品の中では全くの普通の人間であり、そこが不気味でした。
阿部さんの他の作品も読んでみたくなりました。
ライフ・アクアティック [DVD]
本当に楽しい映画で、監督のウェス・アンダーソンという人は本当にすごいと思った。言いたいことがありすぎて、言えるのは「とにかく見てください!」ということだけです。中原昌也の阿部和重との対談での「これが駄目ならもう僕らのこと信用しなくていいよ」という言葉はマジでした(この人はいつも大マジだと思うが)。
本当にたくさんのシーンが印象的ですが、私はエンディングシーンが特に忘れられない場面です。あの感じは胸を打たれました。あといきなり「サーチ・アンド・デストロイ」が流れるところです。