ボーン・アイデンティティー 【プレミアム・ベスト・コレクション1800円】 [DVD]
物語のスタートは漂流して漁船に救われるところから始まります。
記憶喪失した「無」の状態から始まっているところが、ベールに包まれた得体の知れないな謎の要素を匂わせています。
そこからトリガーがかけられ、反射的に超人ぶりの頭脳と体躯に戦闘的なカンを働かせ、知的に動きはじめるのです。
主人公が今守るべきものと自分探しのためにストーリーが展開していき、俊敏なアクションとスリルが十分楽しめる作品に仕上がっています。
The Ultimate Bourne Collection [Blu-ray]
この三部作の評価は、ここでいうまでも無くとてもいい作品ですので、この商品のレビューを書きたいと思います。
もう商品としては売り切れてしまっていますが、日本版のジェイソン・ボーン・トリロジーBOX初回限定版は定価13400円で発売されていました。
本商品はUK製ですが、中身はほとんど変わりません。
日本語吹き替えも、日本語字幕もあります。
特典映像にも日本語字幕がつきます。
それでこの値段です。とてもお得です。
日本製初回限定版は、売り切れのためプレミア価格で売られていますが、日本語のパンフ(ついてるのかは不明)などには興味なく、本編と特典映像のみでいいという人はこれがお買い得だと思います。
外箱のデザインは全く同じです。
「ボーン・アイデンティティー」 オリジナル・サウンドトラック
良いアルバムです。曲から映画の映像が思い出されるほどです。
ヨーロッパ中の暗殺者達に連絡をするシーンの曲はシビれます。
面白いなあという音もあって、それらはヨーロッパの風景にとてもマッチしてす。
ただ残念なのはカーチェイスシーンの曲とエンディングの歌が無いことです。この2曲は劇場に足を運んだ人は頭に残っているのではないかでしょうか。残っていなくてもアルバムを聞き終わったあと若干物足りなさを感じます。
アルバムがJohn Powell名義なので彼の描いた曲だけが収録されているようです。
カーチェイスシーンはPaul OakenfoldというDJのReady Steady Goという曲で、エンディング曲はMobyのExtream Waysです。ボーン・アイデンティティーにはまってしまった人はそちらも要チェック。
星3つは悪いという評価ではなく、この1枚では全曲は聴けないよ、という意味です。
オリジナル・サウンドトラック「ボーン・スプレマシー」
前作のテイストを残しつつ、重厚さを増したサントラ。
カーチェイスのシーンで流れる「Bim Bam Smash」の派手さも去ることながら、
サスペンス部分の曲も徐々に盛り上げていく形をとり、退屈なものには仕上がっていない。
サスペンスアクションのサントラとしては文句なしです。
Mobyの「Extreme Ways」が収録されているのも大きい。
2作目でこれなのだからアルティメイタムはどうなるんだろう。
今から楽しみで仕方ない。
暗殺者 (上) (新潮文庫)
この緻密に計算された長編を映画化する、というのがまず無理。
本書を読んでから映画を観た人は、必ずや失望すると思うのだが、
映画から入る分には問題ないと思う。
練りに練られた構成と、終始サスペンスフルなストーリー展開。
エンターテイメント小説の頂点を極めたと言っても過言では無いと思う。
ラドラムはコメディータッチのものも含めてほぼ前作面白いが、
やはりこの「暗殺者」は傑出している。
続編は続編として楽しめるが、この「暗殺者」だけでも独立して楽しめる。