PCゲームBESTシリーズ Vol.77 将棋最強 南芳一九段
PCゲーム「将棋最強プロに学ぶ」もっていますのでそれから評価させていただきます。当時の将棋ゲームは棋力も低く、スピードも遅いなかで、このゲームは棋力もあり、スピードもまずまずでした。しかし、平手将棋は弱かっつたです。でも、名作中の名作といえます。いまは機能も大巾に改善され、使い勝手が良くなっています。このゲームの良さは上位の人と対戦した時、中盤の局面は絶対にこのようにならないであろうの局面から、将棋が指せる事です。力の入り方が違ってくることです。内藤将棋、神吉将棋も同じといえます。
怪談 [DVD]
ここまで日本的、いやそれを超越した美があるだろうか?
日本独特の、妖と人が黄昏に佇む幽玄の世界。
日本人よりも日本を愛したラフカディオ・ハーン。
美しさ・儚さ・昏さまでも深く理解し纏めた「怪談」。
それを実に見事に映像化してくれました。
どこかで妖しの力が働いたのではないかと思うほどの圧倒的な美術。
音楽も神懸って・・いや、妖懸っています。
セット自体が恐怖を呼び起こしていることに最近気づきました。
「黒髪」の朽ちゆく館と主人公、「耳無し芳一」の寺の空虚感、
「茶碗の中」の無機質な室内描写。自然音がほとんど排されてるので
舞台的ともいえますが、それ以上に人の気配が感じられない恐ろしさ。
一流のクリエイター達が情念をもって生み出した芸術作品。
これほどの傑作が忘れ去られていたのが、現在の日本映画の凋落の一因かも。
追記:「雪女」の主役は誰でもない、背景の空です。
ノルドグレン:小泉八雲の怪談によるバラード
館野泉さんはノルドグレンの理解者であり、ベストアーティストです。
ラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)の怪談を、
ピアノ曲にした、マニアックですがなかなか不気味な名曲です。
怪談・奇談 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)
「怪談」は今までに多くの訳が出回っているが、この本は今までのとは一線を画している。何よりも良いところは、一人の訳者が全てを訳しているのではなく、多くの訳者が訳しているところだ。
そのほかにも、この本には目を見張るべき所がある。
この本には、小泉八雲が実際に読んだと思われる本(ヘルン文庫にある実物)を原文のまま載せている。そのような詳しい作業によって、小泉八雲が人物名や地名をどのようにして間違えたのかが分かる。
恐怖を中心とした怪談ではなく、寧ろ日本風の叙情によって綴られた怪談である。したがって、子供ばかりでなく、大人も、昔ゆかしい小泉八雲の世界に浸れることだろう。
官能昔話~怪談~
井上さん&小山さん目当てで購入しました♪
今回は「叫び声」が効果的に使われています。
ぼそぼそという囁きが続いて「ん?何て言ってるの?」と
集中した矢先にものすごい絶叫が轟いたりするので、
深夜にヘッドホンで聴いている方は本当に要注意(笑)。
(「耳なし芳一」「番町皿屋敷」はこの傾向が強いです)
「道成寺」は小山さんの演技に脱帽。
主人公が大蛇(元々は自分が裏切ったお嬢さん)に
追いかけ回される場面が恐い!
必死で隠れてるところにズリズリ迫ってくるので
聴いてるこっちも「来ないでぇぇ(泣)」と
哀願したくなります・・・。
「三枚のお札」は息抜き要素が強いのかな?
皆さんとても頑張ってます(特に小山さん・笑)。楽しいです。
(井上さん出てこないのが残念ですが・・・)
でもこちらも楽しいからといって油断して聴いていると、
最後の最後で井上さんにドカンとやられます。
くどいようですがヘッドホンで聴く時は注意してください(泣笑)。