大祓 知恵のことば―CDブック
神社でお祓いやご祈祷をしていただいて、祝詞に興味を持ちました。
古事記など、わかりやすい現代語訳がでているのを読んで、このCD
をきくまではもっぱら、意味を解釈したいと考えていました。
葉室宮司の書かれた付属の小冊子には「大祓い」について易しくいろいろな
角度からのお話があり、神道に詳しくない人でもす〜っと入っていけるかんじ
です。CDは凄い迫力です。居間や寝室のお清めにかけようと思っていたのですが、
一通り聞いてみて、いてもたってもいられなくなり、ちょっと自分でもやってみよう
として、非常に難しいと思い当たりました。
一音、一音を大切に丁寧に、息継ぎに注意して・・・必死でリズムを保とう
とすると、何も考えられない状態になっていることに気がつきます。
何も考えてない自分を意識すると、もうそこでリズムがくるってしまう。
あるい意味、凄い集中力の賜物なのだと、改めて思いました。
いつかは、素晴らしい声でおのずから口をついてでるようになりたいと
思いました。それにしても、「理屈」を超えたなんともいえない体の奥
に響く「言霊」です・・練習すればするほど、ありがたみがわかるかんじです。
今、心ををこめて練習中ですが、CDを聞くほどに、日本人と日本語は切り離せない
ものだということを感じます。
「神道」のこころ
葉室頼昭 春日大社宮司の慈しみに溢れる文章は読む者を癒しの境地に誘う。
日々の何気ない事のすべてに「感謝」の心を持つという神道の理念は、私達日本人が戦後の合理主義、即物主義の中で忘れてしまった魂の根幹とも言えるものである。
「感謝」するという当たり前でいて、なかなか出来なくなってきているこの心を取り戻すのに絶好の書籍である。
神道という宗教、信仰を超越した内容は、現代の日本人全てが必読の素晴らしい道標となる書籍であろう。
神道 感謝のこころ
アメリカでテロ事件が起こり世界が崖っぷちに立っている今、最も基本的な人間の心をしっかりと伝えてくる。私たち日本人のあるべき姿、日本人であるから出来る見方があり、誇りと思ってよい物語がある。素晴らしい一冊です。