ゴールデン☆ベスト ザ・タイガース
1960年代後半、日本の音楽シーンはグループ・サウンズ・ブームに席巻されていました。様々なグループが群雄割拠とでも言うべく覇権を争っていましたが、ザ・タイガースの人気は当時まさしく1番でした。
ジュリーこと沢田研二はまだルックス優先でしたが、甘いヴォーカルは魅力的で、70年代後半に日本のトップ・シンガーに踊りでた片鱗をすでに見せており、「僕のマリー」「モナリザの微笑」「君だけに愛を」「銀河のロマンス」というヒット曲は、今聴いても若さ特有の甘美な魅力が感じ取れます。
トッポこと加橋かつみの高音を活かした独特のヴォーカルは異才を放っていました。「花の首飾り」は当然ですし、「廃虚の鳩」でのどこか哀愁が漂う歌唱は、全く色褪せていません。ただ、難をいえば、ハーモニーが乱れることと、リコーダーの音程がふらつくことを知りました。昔はそんなことも気にせずただただ聞き惚れていたのですが。
タローこと森本太郎が作詞作曲した「青い鳥」は名曲だと思います。1968年12月という人気に蔭りがみえた頃の作品ですが、しっとりとした良い雰囲気を持っています。
ビージーズが作った「スマイル・フォー・ミー」は大好きな曲で、大人の歌唱ですね。
ラストの3曲は再結成した時のシングルです。歌唱もハーモニーも安定しており、流石にキャリアを積むと音楽の深みが違います。ジュリーとトッポのヴォーカルが冴え渡っています。
サリーこと現岸部一徳の名優ぶりは見事ですし、弟の岸部シローのその後も良く知られていますが、ピーこと瞳みのるが解散後完全引退し、慶應の大学院に進み、中国文学の学位を持ち、教育者として活躍されている姿に感動しています。
リーフレットには、18枚のシングル・レコード・ジャケットが掲載されていますし、土龍団、小野善太郎各氏の解説には詳しいエピソードが書かれてあり、興味深く読みました。
世界は俺が回してる
長編だけど面白くて、一気に読み切った、古き良きテレビの世界
伝説の敏腕プロデューサーギョロナベさんの仕事、交友関係、女…
徹底的にワガママを貫いて一つの仕事に取り組むって、大切な事なの?
兄弟 (新潮文庫)
兄弟だから、親子だからどんなにだめなやつでも
結局は可愛いものだ、許せてしまう。
そんな思い込みを根底から覆す作品だ。
この兄弟ほどではないにしても、世の中にはこんな肉親の関係もあるはずだ。
作者の読みやすい文章を通じて、作者ほどの人がなぜこんな奴を信用してしまうのか、金を貸してしまうのかが納得させられる。
さくら伝説―松坂慶子写真集
松坂慶子写真集を見た。
そして、感動した。
これはエロい。ものすごくエロい。そん所そこらのエロとは一線を隔している。
どうしたのだろう。
桜鬼。
こんなに妖艶な写真があるとは知らなかった。
はじめの写真で松坂慶子に見つめられたような錯覚を覚え、僕は
もうすでにこの写真集のとりこになっていた。
きれい。
桜鬼。
「桜の木には桜鬼と呼ばれる魔性の女がひそんでいると昔から言われるが、満開の花をつけて立ちはだかる千年桜のその姿は、まさに桜鬼の化身そのものでだった。」(抜粋)
星をめざして(初回生産限定盤)(DVD付)
気分がのびやかになる曲が欲しく購入しました。NEWSやジャニーズの特別なファンというわけではないですが楽しいいいCD&DVDで、久しぶりに星5つとなりました。
くったくの無い若者のみなさんが歌っている楽曲ということで、聴くだけでにこにこ朗らかな笑顔になりますね。DVDがコンサートで大変よかったです。自分の歳の都合でなかなかNEWSのコンサートになど行けないのですが、思いがけず3曲も入っておりアップにどきどきしました。次に彼らのコンサートDVDが出たら買ってしまうかもしれません。大変楽しめました。