我らクレイジー☆エンジニア主義 (講談社BIZ)
著名なエンジニアの方15人の生き方・思想を紹介。
どんな研究をどんな考えでどんな生活をして、やっているのか。
書き方の問題もあるでしょうが、彼らを別の世界と感じるかも知れません。
自分も頑張らねば!とモチベートする類の本ではない印象です。
しかしこれくらい打ち込める何かを持っていることは間違いなく幸せで、そこまで自分はいってない、と気付かされることに意味はありそうな気がします。
我らクレイジー☆エンジニア主義 (中経の文庫)
「まだまだ日本の技術は廃れていない!」
「日本にはまだこんなにすごい技術者たちがいる!」
と思わせてくれる熱い一冊です。
tech総研でのインタビューと、
それにおまけをくわえた本の文庫化のようなので、
オンタイムでない分、若干の内容の古さは否めないものの
サイトで読めなかった記事などもありお得です。
インタビューを受けられているエンジニアの方々の中で、
一般の方にも馴染みがある方といえば、
VisiONや、最近ならエボルタを作られた
ロボットクリエイターの高橋友孝氏、
Megastarで有名な
プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏、
また、ポストペットを作られ
最近はメーヴェそっくり飛行機を作られたりもしている
八谷和彦氏、
このあたりでしょうか。
あの世界を驚かせたロボットやプラネタリウムが
自宅で作られていたなんてお話を聞くと
やはりどうしても驚いてしまいます。
勿論ほかの方々も非常にユニークな活動をされており、
ふさぎこみがちな日本の製造業に火を灯してくれるような内容です。
ただ一点、
インタビューを受けられているエンジニアの方々の中に、
もう科学としてはとっくに眉唾もの扱いされている、
いわゆる「脳科学」の活動をされている方の名前があるのは、
個人的に気にはなりますが。。。
そこにさえ目をつぶれば
おおむね興味深い話が多く、
評価も星4つとさせていただきました。